遺産相続ってどうすれば良いの?なんて人も少なくないでしょう?
いざという時のために、できるだけ早めに知っておくことが大事です。
遺産相続の流れを簡単に説明しました。
遺産相続って何をすれば良いかわからない。
そんな人も多いと思いますが、できるだけ早く知っておくことが重要です。
なぜなら人の死というものは突然の場合も少なくはないからです。
特に家族が高齢なら、その可能性も高いと言わざるを得ません。
いざという時に慌てて調べなくていいように、今からしっかりと知っておきましょう。
○相続財産調査で遺産を明確にする
お葬式が終われば、遺産相続の手続きしていきます。
まず一番初めにしておかなくてはいけないのが、相続財産調査です。
遺産相続で大切なのは、どんな相続財産があるかということ。
貯預金や不動産だけではなく、借金などの負債も相続遺産に含まれます。
これをちゃんと把握しなければ、相続人全員で遺産分割の話し合いをすることができません。
この相続財産調査では、亡くなった被相続人名義の預貯金の残高や、どんな不動産を所有しているかを調べます。
けっこう複雑な調査となってしまいますが、弁護士や行政書士に依頼することで正確にスムーズに行うことが可能。
相続財産をわかりやすい一覧表にした財産目録の作成もしてくれます。
○遺言書や遺産分割協議
次に遺産分割ですが、被相続人の遺した遺言書があるかないかというのが重要なポイントとなります。
なぜなら遺言書によって相続人や相続分が大きく変わってくるからです。
遺言書がある場合はそれが無効ではないかを確認し、その遺言書に従って相続が行われます。
遺言書がない場合や遺言書で指示されていない財産がある場合などは、相続人全員での遺産分割協議により、遺産をどう分割するかを話し合います。
当然話し合いでは合意に至らないことも少なくなく、そういう場合は家庭裁判所での調停、審判でまとめることに。
相続人全員が合意すれば、遺産分割協議書を作成します。
○不動産を相続すれば早めに相続登記する
財産の名義を相続人の名義へと変更します。
不動産を相続した場合の相続登記には、期限が決められていません。
そのためついついほったらかしにしてしまう人も少なくないでしょう。
しかし相続した不動産を売却する場合などに、相続登記しておかなければ手続きがスムーズにいきません。
また将来、相続人間でトラブルとなる可能性もあります。
できるだけ早めに相続登記を済ませるようにしましょう。
またほとんどの人は支払う必要はありませんが、相続遺産の金額が大きい場合には相続税が課税されます。
相続の開始から10カ月以内に申告して納付しなければいけないので、こちらも確認しておきましょう。