不動産購入時には諸経費が必要となります。
その諸経費っていったい何が含まれているのでしょうか?
ちょっとした額と思っていると後で慌ててしまうので、事前にこの諸経費について知っておきましょう。
不動産を購入する際には、土地や住宅の代金以外にもさまざまな費用がかかるというのをご存知でしょうか?
諸経費という言葉でまとめられていますが、その中身はさまざま。
そんな不動産購入時にかかる諸経費、いったいどのような費用かを説明します。
諸経費の中身を理解しておき、余裕を持って準備しておくようにしてください。
○不動産を紹介してくれた業者への仲介手数料
不動産を探す際には、不動産業者にサポートを依頼することが多いかと思います。
そのため購入時には、不動産を紹介してくれた業者に仲介手数料を支払う必要があります。
不動産の仲介手数料というのは上限が定められており、購入する不動産の価格によって異なります。
またこの仲介手数料には消費税も課せられます。
仲介手数料を支払うタイミングは、契約時に50%、引渡し時に残りの50%というのが一般的。
しかしこれは正確なルールではないため、その業者によって異なるでしょう。
○諸経費の中身はさまざまな費用が
売買契約書や住宅ローンの契約書には印紙税というものが必要となります。
この印紙税というのも、契約する金額によって税額が変わります。
また不動産の所有権を登記する際には登録免許税が。
その登記申請を司法書士に依頼すれば、当然手数料が発生します。
他にはローン関連での事務手数料、保証料、火災保険料など。
無事に引渡しの日を迎えれば、その際に不動産取得税という税金も納めなければいけません。
そして入居してからは毎年、固定資産税、都市計画税が必要となります。
諸経費とひとまとめにされていますが、その中身は契約に関するものやローンに関するもの、税金などさまざまです。
○諸経費と言ってもかなり高額になってくる
他にも忘れてはいけないのが購入する不動産の消費税です。
土地には消費税が課税されませんが、建物の場合は消費税がかかってしまいます。
ただし売主が個人の居住用物件を購入する場合は、事業とはみなされないために非課税となります。
投資用物件ですと、事業となってしまい課税対象となってしまいます。
このように不動産を購入する際にかかる諸経費は、あらゆる費用が含まれています。
諸経費と聞けばなんとなく少額な感じもしますが、決してそうではありません。
なんだかんだで思ったよりも高額となってしまうでしょう。
ざっくりとした目安ですが、引越しの費用なども合わせると購入する不動産価格のだいたい10%ほどは必要となります。
慌てることがないように、用途別に分けてしっかりと用意しておくことが大事です。