住宅ローンの審査に落ちた経験がある人も多いかもしれません。
では審査に通らない理由ってどんなものがあるのでしょうか？
金融機関が何を基準にしているかを考えてみました。
住宅を購入するためには、高額の資金が必要です。
そのため住宅の購入者のほとんどは、金融機関が低金利で資金を貸してくれる住宅ローンを利用しています。
しかし、住宅ローンにも審査があります。
審査が通らずにマイホームを諦めた、なんて人も少なくないはずです。
では住宅ローンの審査に落ちてしまう主な理由とはいったいどんなものなのでしょうか？
○雇用形態の変化で審査に落ちる人が増えてきた
住宅ローンの審査で金融機関がどんなポイントで判断しているかを考えてみましょう。
それはやはり借り入れしたお金を、最後まで継続して安定した金額を返済していける能力があるかどうか。
ちゃんと返してくれなそうな人には貸せないということです。
この住宅ローンの審査、実は最近では以前よりも落ちてしまう人が増加しているのだとか。
その理由どうしてなのでしょうか。
まず挙げられるのが雇用の形態が変化してきたという問題です。
近年ではフリーターや派遣社員、またはフリーランスなど、一昔前と比べて終身雇用の正社員以外の割合が増えてきました。
そのためどうしても安定した収入が得られない可能性が高く、勤続の年数という点を見ても短いケースが多くなったのです。
定年まで安定した収入を得る予定の人と比べると、やはり返済能力という意味で信用することが難しいと言えるでしょう。
○他の借金があると住宅ローンは組みにくい
そして手軽にお金が借りられるようになったというのも原因のひとつ。
以前と比較して、消費者金融でお金を借りやすくなりました。
わずかな額というケースも少なくないですが、借金を抱える人が増えてきました。
返済比率の値が高いとなると、住宅ローンの返済も困難です。
そのため他の借金があると、当然住宅ローンも組みにくくなっていまいます。
○簡単に言うと信用できるかどうかが基準
他にも過去にクレジットカードやキャッシングなどでブラックリスト登録されていれば、住宅ローンの審査も難しくなってしまいます。
住宅ローンの審査というのは、現在どのくらいのお金を稼いでいるかよりも、安定した仕事に就き安定した収入を得ているかどうかが重要となります。
要するに金融機関から見て「ちゃんと返済してくれる人」として信用できるかどうかが、審査の合否を判断する決め手です。
しかしその基準というのは金融機関によってさまざま。
1社の住宅ローン審査に通らなくても、諦めずに他の金融機関に申し込んでみましょう。
そしてできるだけ審査に通りやすくなるように、借金があるなら急いで清算するということも大事です。
またクレジットカードは使ってなくても、利用限度額が負債と判断されてしまいます。
不要なカードは解約するというのも、審査が通りやすくなるコツとなります。
