できるだけ高い価格で売りたいというのは、不動産の売却を考えている人にすれば当然のこと。
そこで売却の準備や内覧の迎え方など、より高く不動産を売却するコツを考えてみました。
不動産の売却を検討している人は、誰もがより高く売りたいと考えているでしょう。
特に思い出が詰まった家を手放す場合は、その想いも強いはず。
では、不動産をより高い価格で売るコツを紹介したいと思います。
○高く売るには時間の余裕が必要
複数の不動産業者に査定をしてもらい、売却をしっかりサポートしてくれる信頼できる業者を見つけること。
さらにしっかりとした戦略を持って、価格をなるべく下げずに慎重に売却活動を進めていくこと。
これが高い価格で不動産を売却する方法となるわけですが、これを実践するにはある程度の時間の余裕が必要となるでしょう。
時間があるほど、売却のチャンスも増えるはずです。
事情があり短時間で売却しないといけないという場合は、高く売ることよりもちゃんと売ることを優先しなくてはいけません。
高く売りたいなら、できるだけ時間をかけて売却するということが重要なポイントとなります。
○値下げ交渉しにくい状態を作る
売り出した不動産に興味を持ってもらえた人の中には、内覧を希望する人もいるでしょう。
この内覧をどう迎えるかというのも、不動産を高く売るために考えておきたいこと。
売り出し価格でそのまま購入してもらえることはめったにありません。
成約価格というのは、買い手との交渉で決められるものです。
不動産にマイナス要素があればあるほど、買い手は値下げ交渉がしやすくなります。
ということは、交渉で値下げされないためには、できるだけ不動産のマイナス要素を取り除く必要があるということです。
明るい雰囲気作りやクリーニングなどで、その不動産の一番良い状態を見てもらえるようにしましょう。
粗を見つけられないようにすれば、こちらが有利に交渉を進めることができます。
○高く売りたい一心では失敗することも
しかしここで考えておきたいことがあります。
それはもしも自分が買い手の立場だったら。
売却する側なら高く売りたいのは当然ですが、反対に購入する側ならできるだけ安く買いたいと考えるでしょう。
不動産の売買というは、このように真逆の考えの両者が取引を行うものなのです。
頑なに「なるべく高く売る」という意志を貫こうとすれば、取引がなかなかスムーズに進まないこともあるでしょう。
「高く売る」を徹底しすぎたせいで、売れる機会を逃すというケースもけして珍しくありません。
そんなことにならないように、時と場合に応じて価格を下げることも、「上手く売る」方法だということを念頭に置いておきましょう。