家が建てられない土地があるって知ってました?
土地にはそれぞれ用途が定められています。
そしてその地域の用途を知ることでいろんなことがわかるんです。
○土地の使い方は所有者の思い通りではない?
家を建てることができない土地というのもあります。
家が建つくらいの面積があれば、土地の所有者が好き勝手にしていいと思っていた人も、実は少なくないのではないでしょうか。
安い土地があれば購入して、家を建てようと考えている人は注意しましょう。
その土地に家が建てられるかどうか確認する必要があります。
○家が建てられない市街化調整区域
計画的に都市をつくっていくために策定された都市計画法という法律があります。
町というものは、この法律に基づいて形成されているのです。
でも、いったいどうしてこのような法律があるのでしょう。
その理由は土地を合理的に活用するためであり、自然環境を守るためでもあります。
現在、全国のだいたい4分の1の地域に都市計画が定められています。
その都市計画区域の中には、市街化区域という区域と市街化調整区域という区域が。
この市街化調整区域という区域には、原則として家を建てることができません。
周辺の地域よりもグンと安い価格で売られている土地。
そういう土地は市街化調整区域がほとんど。
新居の候補地を探していてそういう土地を見つけたら、用途地域をしっかり確認しましょう。
何も気にせずに購入してしまい、家が建てられなかったなんてことにならないように。
○土地はそれぞれ用途が決まっている
このように日本国内の土地は、法律で用途が決まっているのです。
その用途は12種類に分けられており、大きく分類すると住居地域、商業地域、工業地域。
土地それぞれに建てられるものが、定められています。
新居の候補地探しの際に、用途地域をチェックしてわかるのは、その土地に家が建てられるかどうかだけではありません。
どんな建物が建てられるかがわかるということは、その地域にどんな施設が建ち、今後どんな地域になっていくのかということも予想できるということ。
これからずっと暮らしていく地域の未来がイメージしやすくなるでしょう。
またどのくらいの大きさの建物が建てられるか、どのくらいの高さの建物が建てられるかというのも、その地域によって決められています。
それを知ることで、周辺の建物の大きさや高さも想像しやすくなります。
また自分が建てたいと考えている家の大きさ、高さなどが、この土地に適しているかどうかということもわかります。
家を建てる土地探しをする際は、家が建てられるかどうかはもちろん、どんな建物が建てられる地域なのかも確認するようにしましょう。