過去にはプロ野球の試合が行われていた球場があった藤井寺市。
自然の名所や、変わったデザインの施設。
また歴史ある古墳など、藤井寺市の特徴をまとめました。
大阪市のベッドタウンとして発展し、全国的に見ても小さな市の藤井寺市。
かつては大阪近鉄バファローズのホームスタジアム、藤井寺球場があったが閉鎖され、跡地には教育施設が開校しています。
市のシンボル的な球場はなくなってしまいましたが、まだまだ藤井寺市にはたくさんの特徴があります。
○藤の花の名所・葛井寺
西国三十三所の5番目の礼所である葛井寺は藤井寺市の街中に位置しています。
葛井寺、なんて読むのかと言うと「ふじいでら」と読みます。
市の名前はこちらのお寺が由来だそうです。
春になると紫に色づく藤の花の名所としても有名。
藤まつりという行事も開催されており、シーズンには多くの人が訪れます。
また葛井寺の本堂には日本最古の千手観音像が祀られています。
毎月18日にだけ姿を拝むことができるこの秘仏は、1043本の手を持つのだとか。
他にも国の重要文化財に指定されている四脚門など見どころの多いお寺です。
○梅の花の名所・道明寺天満宮
学問の神と知られている道明寺天満宮。
初詣にはたくさんの人が参拝し、合格祈願の受験生も多くいます。
境内には800本もの梅の木があり、2月上旬からは梅まつりも開催されています。
満開の梅の花、梅の香りに包まれて、演奏や演武、骨董市なども楽しむことができます。
また桜の時期も負けず劣らず素晴らしい景色となります。
道明寺天満宮の近くには道明寺というお寺も。
以前は天満宮の境内の中にありましたが、神仏分離のために外に移されたそうです。
道明寺の見どころはやはり国宝である木造の十一面観音像。
拝観できる日は限られていますが、一度は見ておきたい価値あるものでしょう。
○アイセルシュラホール
初めて目にするとびっくるするかもしれませんが、藤井寺市の住宅街のど真ん中にドーンと大きな船があります。
この船、いったい何かというと市生涯学習センターという施設。
アイセルシュラホールとも呼ばれています。
船の埴輪と、昔のそりのような修羅という道具がモチーフとなってデザインされた建物だそうです。
このアイセルシュラホールでは、歴史の展示室や視聴覚室、音楽室、屋内広場などのさまざまな施設が備わっています。
○古墳のまち
藤井寺市と羽曳野市に跨っている古墳密集地域は、古市古墳群と呼ばれています。
そんな古市古墳群の中、藤井寺市には27基もの古墳が残されているそうです。
街の中に多数の古墳があるという全国でもなかなか珍しいエリアと言えるでしょう。
古墳というのはその土地の歴史を知るきっかけともなります。
市内にある多くの古墳はそれぞれ藤井寺市の歴史を感じられる場所でもあります。
藤井寺市はまさに、古くからの歴史と共に進化している街と言えるでしょう。
○藤井寺市の不動産を売却するなら
歴史を感じる場所や自然スポットが多い藤井寺市。
藤井寺駅の周辺などは商業施設も発展して非常に便利です。
市のお祭りが充実していることも、魅力のひとつ。
藤井寺市の不動産売却を検討している人は、市の魅力を不動産の武器と考えるといいのではないでしょうか。