あまり有名なモノがないような板橋区。
実は知られていないだけで歴史的名所や穴場が多い区でもあります。
ちょっと意外にも感じますが、大きさに定評のある大仏も板橋区にあるのです。
何があるのかすぐにはパッと思い浮かばない。
それが板橋区に対しての率直な感想。
きっと世間的に知られていない魅力があるはず。
そんな板橋区について探ってみました。
○板橋という橋
そもそも板橋区という名前ですが、実在する橋の名前が由来となっているのでしょうか。
そんな疑問を感じて調べてみたところ、やはりそのようでした。
中山道が石神井川を渡る場所にかけられた木の橋が板橋と呼ばれていたそうです。
川を渡るのは渡し船などがメインだった、そんな時代には非常に珍しいものだったこの橋が有名となり地名になったとか。
橋は現在もあり、もちろん木製ではありませんが、木の橋をモチーフとしたデザインで造られています。
○志村一里塚
一里塚というのは一里ごとに設置された塚で、旅人が距離の目安にしたり、休憩を取る場所とされていました。
もともとは道の両側につくられたこの一里塚ですが、現在残っているものの多くは片側のみの場合が多いです。
道を挟んだ2つの一里塚が残されているというのはレアなケースだとか。
そんな中、板橋区の志村一里塚は両側ともほとんど元の姿で残っているという非常に希少な場所。
国に史跡として指定されており、また板橋ならではの名所として板橋十景にも選定されています。
他にも板橋区には都内で初めて旧石器が発見された茂呂遺跡もあります。
このように板橋区というのは、23区でも特に歴史を感じられる区として知られています。
○奈良鎌倉に次ぐ大きさの東京大仏
板橋区赤塚にある乗蓮寺は、東京大仏があることで知名度の高いスポットとなっています。
東京大仏は昭和52年に造られた大仏で、それほど歴史が深いものではありません。
しかし青銅鋳造大仏としては奈良、鎌倉の大仏の次に大きく、目の前にするとその迫力にはやはり圧倒されてしまいます。
境内には他にもユーモアな石像などがあり、ふらっと立ち寄っても楽しめる場所です。
○ゆったり桜を楽しめるお花見の名所
他にも板橋区には見どころがたくさん。
春に有名なお花見スポットへ足を運べば、桜は素晴らしいけど周りが騒がしすぎるなんてことも少なくありません。
絶景の桜が見られる石神井川沿い。
他のスポットと比べるとそれほど混んでなく、ゆったり見られる穴場と言われています。
そして南蔵院の枝垂桜も地元の人に特に愛されている名所のひとつ。
また高島平のけやき並木や広い公園なども点在しており、板橋区には自然とふれあうことができる場所も多くあるのです。
○板橋区の不動産の売却
自然が多く、医療機関も充実している板橋区は、子育てしやすい区としても人気があります。
ファミリー向けの不動産であればそういった面をアピールすれば売却もしやすいのではないでしょうか。
また物価の安さ、池袋へも出やすいことなどは若者にとっても大きな魅力となります。
区の売りとなる部分を詳しく知っておくことが売却を成功させるカギとなるでしょう。