中古物件も最近はブームのようですが、まだまだ新築の方が人気が高い。
でも新築と中古って結局どっちがお得なのでしょうか？
イメージに惑わされてしまうと、選択に失敗してしまうなんてことにも・・・。
最近は中古の物件を購入してリノベーションするというのが人気です。
しかし欧米などと比べると、まだまだ新築の人気が高い傾向にあります。
その人気の理由はというと、自分が最初に住めるという心地良さ。
もちろん設備のことや税金の優遇などを考えている人も多いですが、新築の家への憧れといったけっこうふわっとしている理由も少なくないと思います。
では新築と中古の違いってどこなのでしょうか？
それぞれにメリット、デメリットがあるのですが、それを見誤ると選択を失敗してしまうことになります。
イメージとはちょっと違う新築、中古の物件比較をしてみましょう。
○予算を抑えるために新築は諦める？
まず当たり前のように値段が違います。
新築は高いから、中古の物件にしようと予算で選ぶ人も多いでしょう。
それは正しい選択なのですが、実は築10年未満の中古物件は新築と比較してそれほど安くないというのも現実。
さらに購入時の諸費用やリフォーム費用などを加算すると、場合によっては新築よりも高額となるケースも珍しくはありません。
築年数はもちろん立地エリアなどによっても異なってくるので、新築も中古も比較することが重要なポイントです。
本当は新築がいいけど予算を抑えるために中古にした、なんて人の中には新築で購入した方が安かったという場合もあります。
○設備が新しいから新築の方が良い？
新築のメリットは何といっても最新の設備。
中古よりも便利に生活できる、そう思っている人が多数なのではないでしょうか？
確かに新築には新しい設備がまんべんなく揃っているかもしれません。
しかし、中古物件を購入してリノベーションすれば新しい設備にするのは可能。
それどころか新築物件に最新設備機器のハイグレード機種が使われることはほとんどないのだとか。
新築物件についている設備というのはそれなりに良いものというだけで、設備機器の機種にはさらにもっと良いものがあるそうです。
中古物件をリノベーションすれば、設備も自由自在。
不要な所にはそれほどお金をかけずに、その分を自分がこだわりたい設備のグレードを上げることができるのです。
○それでも中古にはない新築ならではの魅力
かと言って、今後も日本人の新築物件志向はなかなか揺るがないでしょう。
新築で暮らすという快適さというのは、気持ちからくるもの。
それは中古物件をどう変化させたとしても、絶対に得られない感覚があるのだと思います。
また大きい買い物だからこそ、絶対に失敗したくはないでしょう。
中古だと不具合が出やすいのでは？というイメージを持っている人もまだまだ多いのかもしれません。
そして新築物件の安心感というものに惹かれてしまうのではないでしょうか。
新築か中古のどちらがお得かという答えは、「絶対に新築じゃなきゃ！」「安いから中古！」と言った考え方を捨てて両方を比較することで見えてくるのかもしれません。
