ほったらかしにしている土地を有効に活用したいけど・・・。
とりあえず何かやろうと考えるのは非常に危険です。
土地活用のポイントや何よりも重要なことを考えてみましょう。
○なんとなくでの土地活用は危険
利益が発生して、また節税にもなる。
そういった考えから、放置している所有地を有効に活用したいと検討している人も多いことでしょう。
しかし今まで使っていなかった土地。
そこで何かを始めて、そして利用者がいて、さらに利益が発生する、というのはなかなかイメージしづらいものです。
また反対に、賃貸経営や駐車場経営など何かやれば簡単に稼げると勘違いしてしまっている人も実は少なくありません。
土地活用をするなら、自分が所有している土地に適した運用をする必要があります。
自分では何も考えずに、誰かの話にただただ乗ってしまうと、失敗する可能性も高くなるでしょう。
○土地について、地域について知っておかなければいけない
「長期的な収入が欲しいから賃貸住宅を建てよう」
「流行ってそうだし、トランクルームでいいや」
そんななんとなくの考えだけで運用をスタートしてしまうという人もけして珍しくありません。
土地活用には、土地それぞれに適したものがあるということを念頭に置いてください。
まずはこれから紹介する2つのポイントについてじっくりと考えてみましょう。
1つ目は所有している土地ついて詳しく知ることです。
土地というのは形も大きなもさまざま。
もしも所有している土地が狭い場合や変な形をしている場合。
賃貸経営を始めたくても、物件を建てるのが難しいなんてこともあるのです。
あまりにも小さな面積の場合は、自転車やバイクの駐輪場や自動販売機などが適しています。
このように土地によって、やりたい土地活用の種類が必ずしもできるとは限らないということです。
次に知っておかなくてはいけないのが周辺地域のことでしょう。
土地活用を始めても、利用者がいないなら利益が発生しません。
所有している土地の周辺で、生活しているのはどんな層が多いかなどのデータを取る必要があります。
もしも賃貸経営をする場合でも、このデータによって建てるべき物件の間取りや設備は異なってくるでしょう。
○所有者から経営者になるという自覚
上のポイントをじっくり考えてみて、所有している土地で何ができるか、また周辺で何が求められているのかを知ることが土地活用成功のカギとなります。
そして何よりも重要となるのが、土地の所有者から経営者になるということを自覚すること。
どれだけその土地や地域に適している運用をしていても、この自覚がなければ上手くいかない原因となってしまうでしょう。