ある調査でゆとり世代の7割が、住宅を購入するなら新築の一戸建てと考えてるとの結果が。
はたしてその理由とはいったい?
また親の世代との違いってやっぱりあるのでしょうか?
○意外!?ゆとり世代の多くは新築の一戸建てを検討している
時代が急速に変化している現在、若者の住宅に対する将来観はどのように変化しているのでしょうか。
たとえば、ゆとり世代。
いずれ住宅を購入しようと考えているゆとり世代、その未婚の男女へインターネットでアンケート調査を実施したそうです。
その結果を見ると、購入を検討する住宅のタイプは新築の一戸建てという答えが7割なのだとか。
これについて私は少し意外に感じました。
飽くまでもイメージだけですが、まだまだ先が長いわけだしもっと気楽に住居を移しやすいものを選ぶのかと。
ではなぜこれほどまでに新築の一戸建て派が多いのか、その理由についても見てみましょう。
○親の世代よりも堅実的!?
その理由で一番多かったのが、自分好みの空間が欲しいというもの。
これについては、プライベート重視傾向のあるゆとり世代のイメージ通りの答えと言えるのかもしれません。
また結婚してその家でパートナーと暮らしたいという未来予想図や、将来的な資産としてというけっこう堅実な理由が上位を占めています。
この調査では同時に、10年以上前に住宅を購入したゆとり世代の親にあたる世代にもアンケートをとっています。
親の世代の家づくりのきっかけで一番多かったのが、憧れだったという答え。
マイホームというのは誰もが憧れるものだと思いますが、よりその想いが強いのは親世代なのかもしれません。
住宅にこだわるポイントというのも、ゆとり世代のちょっとした傾向が見えました。
価格や間取りが重要と考えているという点は親世代と同じ。
それがやはり住宅を購入する基本となるのでしょう。
しかし親世代がそれほど意識してなかった、内装や防犯面、省エネなど幅広いところについて考えているという結果が出ました。
○やっぱり新築!?
最近では、中古物件を購入し自分好みに改装するというのが流行となっています。
その理由は新築よりも費用を抑えて、しかも理想の空間で生活が送れるからでしょう。
しかしこの調査では、結局は新築の住宅にはかなわないということがわかりました。
なのですが、ゆとり世代の中にはまだまだ住宅の購入を現実的に考えていない人も多いかと思います。
将来的には購入したい、まぁその時には新築一戸建てかな?
そのくらいの感覚で回答したという見方もできるのかもしれません。
いずれにせよ、世代の違いから生まれる住宅観の違いが見える興味深い調査結果となりました。