待機児童問題解決に向かうためには、一刻も早く保育園を増やさなくてはいけません。

しかし地域住民の反対により、なかなか建設が進まないというのが現状。

近所に保育園ができるとなったら、あなたならどうですか?

開園を予定していた新しい保育園が、周辺住民の反対意見が多いため建設を断念したと話題になりました。

このようなケースはけして珍しいものではなく、住民からの嫌がらせなど大きなトラブルに発展してしまう場合もあります。

もしも自分の家の近所に保育園ができるとすると、あなたはどう思うでしょうか?

自分の家の隣が保育園なら、とイメージしてみましょう。

○子供の声はかわいいけど、毎日はちょっと・・・

子供が元気に遊ぶ声ってかわいくて微笑ましいですよね。

電車で騒ぐ若者たちやファミレスでお茶をするおばちゃんたちに比べたら、不快さは雲泥の差です。

子供が騒ぐなんて当然だし、注意しておとなしくなるものでもない。

ちょっとぐらい大人が我慢すれば・・・。

保育園の開園中止のニュースを見た多くの人は、そんな理由もあり反対した地域住民の人たちを批判しました。

しかし、本当に住んでいる近隣に保育園があったら、とイメージできているでしょうか?

ワイワイガヤガヤが毎日、それも今後ずっと続くと考えるとやはり苦痛なことでしょう。

静かに穏やかに生活したいと、その土地を選んで暮らしていた人もいるかもしれません。

○問題は子供の声だけじゃない

近隣に保育園ができると、気になるのは子供たちの声だけではありません。

遊ぶボールの音や楽器の音、流れる音楽の音、またお迎えのママたちのおしゃべりする声などもあります。

音以外にも子供を送迎する車や自転車なんかも、周辺住民にとって気になる問題です。

今までの道路の状況とは、ガラッと変化するでしょう。

路上駐車なんかも増えるかもしれません。

なので、保育園ができることに反対した地域住民の人たちを「子供に優しくない」と否定するのは見当外れなのです。

○保育園なんか昔からあるけど、なんで今?

でも保育園なんて昔からあるものなのに、なんで最近話題になっているのでしょうか?

以前から保育園と周辺住民との間の問題はあり、声に対してのクレームや新しくできる保育園に対しての反対意見などもあったようです。

しかし、今は待機児童問題解決のために保育園建設が急増中の時代。

しかもそれは都市部が多いため、土地に余裕がないことが珍しくないのだとか。

そうなるともちろんトラブルも増えてくるでしょう。

ですが、最初はぶつかっていた保育園側と地域住民が、お互いに歩み寄っていったというケースも少なくありません。

待機児童問題の解決は遠く、保育園はまだまだ足りていない状況。

今後も当分トラブルはなくなりそうにありませんが、少しずつでも子供たちが元気に遊べるか場所が増えることを期待したいと思います。

 
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