福山さんのお宅に侵入したのは、ファンだったコンシェルジュ。
ニュースを見て、コンシェルジュって合鍵も使えるの?と感じた人も少なくないでしょう。
この事件の重要なポイントや、今後の対策を考えてみましょう。
「ギターが見たかった」
これは別にミュージシャンを夢見るロック少年の言葉ではありません。
昨年、福山雅治さん宅に侵入して、逮捕されたマンションのコンシェルジュの供述です。
福山さんのファンだったそうですが、コンシェルジュという職業自体が話題となった事件でもありました。
○コンシェルジュって何する人?
コンシェルジュ付きのマンションと聞けば、一等地に建つ超高級なマンションをイメージしてしまいがちですが、最近では戸数の多いマンションならけして珍しいものはありません。
そもそもこのコンシェルジュとはどういったお仕事なのでしょうか?
コンシェルジュというのはマンションのフロントで、あらゆるサポートをする仕事。
たとえば、来訪者を案内したり共用施設の予約を受けたりなど。
宅配便の発送やタクシー手配、クリーニングの取次なんかもコンシェルジュがしているマンションが多いのではないでしょうか。
生活でちょっと困ったことがあれば、とりあえずコンシェルジュに・・・。
という感じで、気軽に頼み事ができる心強い存在なわけです。
また、マンションのフロントにいてくれるというのは、防犯上でも安心できるという部分が大きいでしょう。
なのですが、このような事件が起こってしまうと全然安心できないものになってしまいました。
○合鍵を自由に使えるの?
福山さん宅に合鍵を使って侵入したというこの事件。
でもニュースを見てて、コンシェルジュって合鍵も自由に使えるの?と感じた人も多いのではないでしょうか。
以前なら考えられなかった他人に合鍵を預けるということ。
しかし最近のマンションは、管理会社や警備会社に合鍵を預けるというケースは少なくありません。
何か起こった時にすぐに玄関を開けられるように、前もってすべての部屋の合鍵が保管されているようです。
しかし、それを保管しているのは管理会社や警備会社であり、コンシェルジュではないのでそれが今回の事件の重要なポイントとなります。
コンシェルジュの手に合鍵が渡ったという、管理体制の甘さをついた犯行だと言われています。
○合鍵を預かっていた?
実は芸能人の場合、たとえばマネージャーの出入りなども考えられるため、コンシェルジュに合鍵を預けるとケースもあるのだとか。
何にせよ、コンシェルジュという職業に不信感を抱かせてしまった事件となりました。
コンシェルジュ付きのマンションが増加しているということは、コンシェルジュも増えているということ。
人材の質が低下していかないような対策が、今後必要となるのではないでしょうか。