不動産売却をしようとする人の多くは未経験者です。自分では詳しく分からないから、不動産屋に全部任せる方もいるかもしれません。しかし、自分でも不動産売却の知識を身につけることで、スムーズに売却を進めることができます。
初めての不動産売却にのぞむ前に
不動産の売却は一生の内にも数度あるかないかという貴重な経験です。多くの方が初めての不動産売却のさいに、右も左も分からずに困惑するということが多いのではないでしょうか。
不動産売却の仕組みをしっかりと把握してなければ余計に時間をかけてしまいますし、税金のことや制度を理解していないと大きな損をするかもしれません。不動産屋に任せる場合も、自分でもある程度の知識を持っている方が安心ですし、スムーズに事が進みます。
そこで今回は、売り手はぜひ知っておくといい不動産売却の仕組みを紹介します。
まずは自宅の価値を知る
自宅を売りたいと思ったとき、まずは自身の家の価格を査定しなければなりません。今ではホームページで自宅の情報を入力するだけである程度の価値を把握することも出来ますし、不動産業者などでも無料で査定できるということが少なくありません。
販売は個人間で行うか仲介を挟むか
いざ買い手を探す場合は、全て個人で探す場合と仲介業者を挟む場合があります。大まかに以下の4つのパターンが考えられるでしょう。
1つは個人から個人への販売。次に個人から不動産業者への販売。不動産業者を仲介に入れる場合は、売主・買主双方の仲介業者である一社を挟む場合と、売主・買主それぞれの仲介業者二社を挟む場合があります。
仲介業者を介することで買い手を見つけやすくなるというメリットが存在しますが、その分手数料が引かれてしまうというデメリットも存在します。
売却と同時に新居のことも念頭に入れておく
自宅の売却を進めると同時に念頭に入れなければならないのは、次の住まいの事です。せっかく自宅の売却ができても、自分の住む新たな家がなければ引っ越すことはできません。自宅の売却をする方の多くは、並行して新居の購入も進めます。しかし売却と購入のタイミングが合いにくいというデメリットがあるので注意が必要です。
この他に、売却を先行するという方法もあります。売却を先行することは新居を探す上で資金計画がたてやすい、住宅ローンの残高返済に充てられるというメリットがあります。
しかし、不動産売却にはおおよそ半年ほどの期間がかかると言われています。その半年の内に売り手を見つけ、さらに新居を見つけなければなりません。売却先行の場合は新居をじっくりと探しにくいというデメリットもあり、さらには売買のタイミングがずれれば仮住まいを借りなければならなくなり、余計な出費がかかってしまうことを覚えておきましょう。