皆さん 新年あけましておめでとうございます!LR会計の山田です。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて、2017年一発目の投稿ですし、今回はちょっと視野を広げたお話をば。

2015年頃から目にするようになりました「空家問題」。

にも関わらず、近所を犬の散歩で歩いておりますと、アパートの建築工事が始まっているわけです。

厚生労働省が昨年12月5日付で発表した人口動態統計によりますと

2015年の出生数は100万5677人。

2014年から比べると2,138人増加したとありますが、

それでも100万人程度。

他方で、2015年の死亡者数は129万人。

人口は確実に減少傾向にあるわけです。

ということは今建てているアパートに需要はあるのでしょうか?

という極めて素朴な疑問が生ずるわけです。

もちろん、相続税対策が主な理由ということでしたら話はまた別になるわけですが、

それにしても新たな空家を生むために大事なお金を使っていいのかと。

想像するに、地主さんとしては「年金だけでは老後が不安」「預金の金利も雀の涙だし」

ということで、新たなアパート建設に踏み切るのだろうと思います。

だって、他に方法がないじゃない?!

という叫び声が聞こえてくる気がします。

こんな時は温故知新です。

2017年は米国でドナルド・トランプ大統領も誕生することから「予想できないことだけが確実」なんて無責任な発言をするエコノミストもおりますが、

人間が経済を動かしているのは今も昔も変わりませんし、2017年も当然同じです。

「財産3分法」という言葉をご存知でしょうか?

財産を

3分の1は現金で所有

3分の1は不動産で所有

3分の1は株式などの有価証券で所有

という話です。

株式というと「ハイリスクだから嫌だ!」という拒絶反応を示される方がいらっしゃいます。

しかし、アパート投資にも空室リスクはあるわけです。

「リスクゼロで高利回り!」なんて投資話があったらそれただの詐欺です。

また、近頃は都心の不動産投資利回りは3%も切ったなんていう話も耳にしますが、

日本の上場株式で配当利回り(会社予想)が4%以上ある銘柄はこのコラムを書いている

2017年1月4日午前11時51分時点のヤフーファイナンスですと58銘柄ありました。

ね、意外とありますでしょ?

以上、「不動産もいいけど、株もね」というお話でした。

 
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