皆さん、こんにちは! 今週もご覧いただきありがとうございます。LR会計の山田でございます。
最近、旅行で伊豆方面に行った際に古いリゾートマンションを眺めておりまして。
ふと思いついたので、今週はこちらのテーマを取り上げます。
「福利厚生の一環として会社として別荘を購入しようと思うだんけど」
と顧問先に言われたら反射神経で答えます。
(d´Д`)<ダメです!
(社長)<従業員も喜ぶだろうし、わが社もだいぶ余裕が出てきたからいいんじゃない?
(d´Д`)<ダメです!別荘なんて無駄です。
(d´Д`)<今期は余裕があると言っても来期は急に不景気になるかもしれませんよ?
(d´Д`)<別荘は一度購入すると、手放すまで固定資産税や管理費やらが固定費としてかかります。
(d´Д`)<そして別荘なんて買っても利用するのは最初の数年。
(d´Д`)<いずれ別荘の存在すら忘れられるに決まってます。
とりあえずここまではスラスラと話せます。
そして一呼吸してから
(d´Д`)<別荘買うくらいならボーナスを増やした方が従業員は喜びますよ!
(d´Д`)<あと社長の奥様も別荘よりもリゾートホテルの方が家事しなくていいから楽だって思いますよ、きっと。
(社長)<うむむ。わかったよ。
まあ、こんな感じで反対ばかりするので、きっと別荘の営業マンには嫌われていることでしょう。
気持は分かります。別荘って響きがいいんですよね。しかも買う時はテンションがあがっているわけで。
しかし、M&Aや事業再生のお手伝いで会社が所有する別荘を手放す場面を多数見てきたヤマダは知っています。
財務DDの報告書を見ながら、債権者が言うわけです。
「別荘買うなんてバカな事をしているから会社がつぶれるんですよ」
社長はうつむきます。
専務は苦笑い。
経理部長は虚空を見つめる。
いや~な時間が流れるわけです。
(d´Д`)<ね、だから社長さん、ボーナスですよボーナス増やしましょう!
以上、そろそろボーナス支給月を控えている社長様に向けてのさり気ないメッセージでした。