お彼岸といえばお墓参りですね、
特に昨日の春分の日は、春の彼岸で休日でもあり、多くの方が行かれたかと思います。
しかし、意外に知られていないのが、彼岸=お墓参りの理由です。
折角の日本の代表的な風習ですので、子供やお孫さん達とコミニケーションの糧にして頂き、
供養心の啓発の為に知って頂ければ幸いです。
我々、風水師における『供養』の意義は『親孝行の延長としての供養心』であり、
儒教的と徳目の一つと位置付けています。
また、風水は「陰宅風水(いんたくふうすい)」と称し、お墓の風水の専門分野もあり、
供養とは切っても切れない深い関係性があります。
春分と秋分の前後3日間をお彼岸とし、お墓参りをします。
今年の春の彼岸は昨日の3月20日でしたので、3月17日が『彼岸の入り』でした。
「彼岸」は「あの世」、「此岸(しがん)」が「この世」です。
勿論これは、仏教用語で、迷いや煩悩に満ち溢れたこっちの世界「此岸」から、
悟りを得たあっちの世界である「彼岸」へ到達するために、春分・秋分の日を中日とする7日間は、
六波羅蜜という修行を行うというものです。
その修行のひとつとして、先祖や仏様に感謝しようということで、
お墓参りが一般的に行われる様になりました。
そこで、何故、春分・秋分なのか?
彼岸のあの世を司るのが『夜』で、此岸のこの世を司るのが『昼』と考え、春分・秋分は、
その昼と夜の長さが同じになるこの時期は、『昼』『夜』のバランスが均等に保たれ、
三途の川の流れが緩やかになり、行き来し易くなると考えられています。
実際、昨日の東京の日の出5時44分、日の入17時54分で10分の誤差だけです。
ちなみに、この日の日の出の方角が真東で日の入の方角が真西です。
この為、先祖もこの世に降りやすく、供養が届くと信じられてきました。
この期間は、心霊写真が撮影され易いとも云われています。
同様、あの世にも行きやすく、事故、病気には要注意の期間にもなります。
但し、諸説あります、