ビル・建物・土地の吉凶を判断する上で最も重要になるのが方位の概念です。
一般的には東西南北の四方、更に360度を均等に八分割した八方位になります。
四方に加えて、北と東の間の北東、東と南の間の南東、南と西の間の南西、西と北の間の北西ですが、
一般的にも用いられるようになりました。
また、360度を均等に12分割して十二支を振り分けた、12方位も一部でも使われています。
風水では、更に細かく分析をしますが、特に土地・建物の分析に必要なのが、360度を均等に24分割した24方位です。
先にお伝えした、八方位の45度を均等に3分割していて、8方位×3分割=24方位でもあります。
この24方位に関して、今回、詳細に解説させて頂ます。
磁石で指す北を磁北(じほく)と称しますが、この磁北が度数の0度になります。
そして、0度を起点として時計回りで360度という転回になり、0度=360度でもあります。
上記の画像を見ながらご確認下さい。
磁北0度の左右7.5度合計15度が子方位、
子方位の反時計回り側の15度が壬方位、
子方位の時計回り側の15度が癸方位、
『壬・子・癸』が北の3方位になります。
磁北45度の左右7.5度合計15度が艮方位、
艮方位の反時計回り側の15度が丑方位、
艮方位の時計回り側の15度が寅方位、
『丑・艮・寅』が北東の3方位になります。
磁北90度の左右7.5度合計15度が卯方位、
卯方位の反時計回り側の15度が甲方位、
卯方位の時計回り側の15度が乙方位、
『甲・卯・乙』が東の3方位になります。
磁北135度の左右7.5度合計15度が巽方位、
巽方位の反時計回り側の15度が辰方位、
巽方位の時計回り側の15度が巳方位、
『辰・巽・巳』が南東の3方位になります。
磁北180度の左右7.5度合計15度が午方位、
午方位の反時計回り側の15度が丙方位、
午方位の時計回り側の15度が丁方位、
『丙・午・丁』が南の3方位になります。
磁北225度の左右7.5度合計15度が坤方位、
坤方位の反時計回り側の15度が未方位、
坤方位の時計回り側の15度が申方位、
『未・坤・申』が南西の3方位になります。
磁北270度の左右7.5度合計15度が酉方位、
酉方位の反時計回り側の15度が庚方位、
酉方位の時計回り側の15度が辛方位、
『庚・酉・辛』が西の3方位になります。
磁北315度の左右7.5度合計15度が乾方位、
乾方位の反時計回り側の15度が戌方位、
乾方位の時計回り側の15度が亥方位、
『戌・乾・亥』が北西の3方位になります。
以上が24方位の区分になり、風水の判断基準の基本になります。
この24方位は、図にあるように、1年の季節の移り変わりを示す二十四節気と、
人体の十二経絡と強い結びつきがあります。
丁度今の季節は、小寒になりますが、24方位の『癸方位』とリンク致しますので、
ビル・建物・土地の『癸方位』は、注視し清浄に保つ様に努めて下さい。
それでは、判断基準をして、具体的なビル・建物・土地ランキングをみていきたいと思います。つづく