売れない土地・建物の最大のポイントは、地形では無く、区画全体の形によるものであることを、
先回お伝えさせて頂、良い形の代表例を紹介させて頂ました。
今回は、逆に悪い形になります。
区画全体を見て、どの方角が欠けているのが重要になります。
先ず、区画全体の中心点を幾何学的に算出します。
これを風水では、太極(たいきょく)と称します。
その中心点を基準に方位を八等分します。
中心点からみて方位磁石で北を指す方位が磁北と称し、0度になります。
その0度から時計回りに一周させて360度になります。
風水では、均等に8等分しますので、1方位45度となります。
因みに日本の家相では、東西南北が各30度、北東・南東・南西・北西が各60度とい歪な区分のさせかたをしますが、
風水ではありえない、区分のさせ方です。
具体的には、
0度左右22.5度の45度の範囲が北の方角になり、
45度の左右22.5度の45度の範囲が北東、
90度の左右22.5度の45度の範囲が東、
135度の左右22.5度の45度の範囲が南東、
180度の左右22.5度の45度の範囲が南、
225度の左右22.5度の45度の範囲が南西、
270度の左右22.5度の45度の範囲が西、
315度の左右22.5度の45度の範囲が北西となり、
一周します。
方位が、なかなかピンとこられない方は、
ウエブサイト上に「あちこち方位」というサイトを参考にされると解り易いかと思いますので、
検索してみて下さい。
区画の中央を算出し、そこを中心に八等分すると、区画の面(土地)が明らかに、少ない方角が出てきます。
その不足している部分を『欠け(かけ)』と称します。
どの方角が欠けているかによって土地の吉凶と性質が明確に判断することが出来ます。
中国清代でもう既に研究され体系化していることを考えると大変吃驚させられます。
基本的に欠けていると良くありませんが、唯一欠けていても問題が無い方角があります。
それが、日本では忌み嫌われている鬼門の北東になります。
日本の家相では、家を建てるさいに、家の作りで鬼門が欠けることを極端に忌み嫌いますが、
実は、統計的にもデータがあるわけではありません。
私のクライアント、御客様も鬼門の北東が欠けている家に住まれている方は多くいらっしゃいますが、
全く問題無く幸せに頑張っていらっしゃいます。
あまりデータが無い迷信には、騙されない様に注意して下さい。
この区画の欠けの吉凶が日本では建物の欠けの吉凶へと勘違いして伝えられているのかもしれません。
話は戻りますが、区画の形として、北東の欠けは問題はありませんが、
その他は様々な問題が現象化されていますので、次回、紹介させて頂ます。つづく