風水では、2000年以上にわたって、土地の良し悪しの研究をしてきています。
人間にとって安心・安全な土地は、どういうものか?
逆に不安・危険な土地は、どういうものか?です。
単なる迷信や言い伝え、占いの類では無く、観測的データを基に体系化されています。
一般的に不良不動産と呼ばれるものは、不動産価値として低くなる基準が明確です。
売れなくても仕方が無いレベルのものが多くあります。
しかし、不動産価値としては低く無いのに、何故か稼働率が低い、内見等には来るのに成約に至らない、
所有者・オーナーに問題が起きてしまう。
賃貸で貸し出していても、入居者のトラブル続きで法的対応の為の経費が増えてしまい運営を圧迫する、
入居者が何かと物を壊し、修理費用だけで利益を食い潰すということは珍しくありません。
実は、風水では土地を研究してきた結論として、想像以上にその影響は強いと考えています。
建物やテクニカルな部分ではカバー出来無いレベルのものもあります。
風水では、目に見えない気を扱っていますが、気を英語で『Energy with heart』、
心を持ったエネルギーと訳され、扱われています。
土地にもこのエネルギー、「気」が存在し、気によって土地が形成されていると考えられています。
この目に見えな気が、目に見えると形となって現象化してくるのが、土地の形状です。通常、土地の形というと、
不動産用語では『地形(じがた)』と称し、土地の平面的な形状で、
一般に正方形、均整な形に近ければ「整形」いびつな形であれば「不整形地」と言われますが、
風水でいう土地の形は、このことではありません。
上記の「不整形地」でも稼働率が高い土地やビルも多くあります。
実は、風水でいうところの土地の形とは、区画の形のことです。
区画毎に、土地の気の質が変わります。
その為、同区画内の建物や土地は、同じ土地に建てられると判断します。
例えば、事故物件的内容が起こると、同区画で同じことが起こります。
我々が想像する以上に土地のエネルギーの強さには、吃驚させられます。
この土地の形について記されている本は、中国清代にまとめられた、『陽宅集成』です。
この本の内容を紐解きなが、良い土地、悪い土地についてお伝えさせて頂ます。