脇坂奈菜美です。
年度末ということもあって、私の住んでいるマンションでも管理組合の総会が行われました。管理組合の理事はまだ担当したことはありませんが、総会に出席すると理事の皆さんが細かい部分をやっていただいていることが改めて分かり、管理組合の仕事の重要さを痛感しました。
今回は、マンションを支える縁の下の力持ちでもある、管理組合に売却の連絡をする理由についてご紹介したいと思います。
買い主へのアピール資料の請求
売却は持ち主と不動産、そして買い主とのやりとりなので、管理組合は関係ないのでは?と思うかも知れませんが実は重要!
それは、耐震診断の結果や、修繕の履歴などマンションのメンテナンスに係る部分が買い主に対してアピールポイントとなるためです。
情報公開請求をするためには、管理組合の理事長に必要な手続きを聞いて書類を提出しますが、理事長や住民とあまり交流がない場合は不動産害者に依頼することも可能です。
売却することを知られたくないという人は、業者に委任して進めてもらいましょう。
所有者変更届で管理費の精算
マンションによって規約が違うため、情報公開請求以外にも、必要な手続きがある場合もあるため、事前に相談できる管理組合の窓口を作っておくとよいでしょう。
そして、買い手がついた時には所有者が他者に移行するため所有者変更届けを提出する必要があります。この届けを出すことで、今まで毎月支払っていた管理費や修繕のために積み立てていた積立金を精算することになります。
管理組合では、修繕の計画と積立金の予算組みがされているので、年度途中で所有者変更届が提出された場合、予算変更を行い、過剰に支払った管理費を精算してもらうことになります。
また多くは口座から引き落との処理をしているので、処理を止める手続きも必要になるのです。
終わりよければ全て良し
管理組合は住民による組織です。さまざまな手続きも管理組合の人によって処理してもらえるので、感謝の気持ちを込めて接するようにしましょう。終わりよければ全て良しということわざがあるように、最後のマナーがきちんとしていれば、後々のトラブルにも発展しません。周りへの配慮も含めて早め早めに準備を進めることを意識しましょう。
まとめ
誰が理事になっているかまでは把握しづらいですが、できれば理事長がどの部屋に住んでいるかだけでも把握しておくと、何かの時に相談できるので確認してみてくださいね。