こんにちは。脇坂奈菜美です。
最近、私は週末にウォーキングをしてリフレッシュしています。真っ白なモクレンの花と、黄色の菜の花のコントラストはキレイですよね。
ウォーキングの途中にレトロな木造アパートを見かけたのですが、ふと、アパート経営をしている友人の言葉を思い出しました。
今回は、アパート経営の10年先について考えてみたいと思います。
経営のランニングコストを試算してみる
建物は年数が経てば経つほど老朽化してくるので、さまざまなメンテナンスを行わなければいけません。居住者が退去した際にはリフォーム費用もかかるので、入れ替わりが多いほど経費がかかります。そこで、現在の入居のサイクルを軸として、1年間でかかる費用を算出し、それ以外にかかるであろう共有部分や、突発的な破損などに対処するための経費を予算組みしてみましょう。
1年で算出したら、10年後を想定して単純に10倍してみます。そして利益と収支のバランスを見ると、手元に残るおおよその金額が分かりますが、想像以上に少ないということも考えられるのです。家賃として入ってくる収入だけでなく、維持するための費用(支出)についても改めて再確認する必要がありそうです。
10年後の年齢は?
お金の計算はもちろん、修繕が必要な箇所が発生した場合は、適宜業者とやり取りをしながら、時には立会をしたり、予算の交渉などもしなければいけません。なるべくなら工事の費用は削減したいものですよね。しかし、これらには時間と労力がかかるので、10年後の年齢を考えた時に、それがすぐにできるかどうかを考える必要があります。
住民から苦情や要望があった際に、迅速に対応できるかどうかで、オーナーに対する評価も変わってくるので、10年後の自分が、すぐに動けるかどうかも考えてみましょう。
老後の資産形成も含めて売却も視野に
10年先のことを改めて考えてみると、想像以上にお金がかかり、工事や修繕箇所の確認などオーナーとして動かなければいけない場面も多々あることが想定されます。そして築年数が経てば経つほど、メンテナンスが必要不可欠に。毎月一定額の収入はあるにしても、時間やオーナーとしての責任が重くのしかかることを考えると、築年数が浅いうちに売却という選択をする人も少なくありません。
一度得たオーナーという立場ですが、それを次の世代にバトンタッチすると考えると「売る」というハードルも下がるのではないでしょうか。
まとめ
今回は木造アパートの10年先に考えて欲しいことをまとめてみました。私自身、もしオーナーの立場なら、10年先に労力をかけられるかどうかは、非常に微妙なところです。しかし、その土地や家を活用してくれる人がいるなら、その人に託してみるのも新しい運用方法なのではないかと思いました。