育児休暇を取得して職場復帰を考える皆さん。保育園に入るための活動、いわゆる保活の進捗はいかがですか。来年の4月入園に向けて、保活と不動産の関係について考えてみたいと思います。
待機児童が少ない場所を探す
結婚を機に不動産を購入する人も多い中、意外に見落としがちなのが、待機児童が少ない居住地を選ぶという点です。ライバルの差は入園の審査にも大きな影響を及ぼします。
東京都が調査した「区市町村別の状況」によると、待機児童数がもっとも多いワースト3位は以下の通り
ワースト1位:世田谷区1,198人
ワースト2位:江戸川区397人
ワースト3位:板橋区378人
これに対して、待機児童対策により待機児童の人数が減った行政は、
葛飾区がマイナス146人
新宿区がマイナス110人
豊島区はマイナス104人
これは、前年度から待機児童の解消に向けて取り組みが行われている事が伺えます。このように、待機児童が多い場所に住んでいる場合は、ライバルが多いので、激戦区になることが予想されます。そのため、これらの数字を見ながら、保育園に入園するために引っ越すという方法を選択するケースも少なくありません。
出典:東京都
周辺環境も大事
子育てと仕事の両立には、周辺の環境も非常に重要になってきます。お迎えに行った帰りに買い物ができるスーパーがある他、救急で見てもらえる病院に、休日に遊べる公園など、子育てに適した環境を精査する必要があります。あなたの今住んでいる家の周りは、家族が住みやすい施設は充実していますか。
早めに住み替えを決断し保活の準備を
住んでいる場所によって、保育園に入れなかった場合、仕事に復帰できず収入にも影響してしまいます。職場復帰を考えるなら、住み替えという選択肢を持ちつつ、保育園に入るための情報収集は必要不可欠です。妊娠中や出産後など慌ただしくなる前に、将来の家族設計も踏まえて、今住んでいる場所の教育環境なども考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
保育園に入園するためには、できることは今のうちに準備しておく必要があります。家を売却する場合は希望の金額で契約に結びつくことにもつながるので、早め早めの準備をすることをおすすめします。