両親が亡くなり、誰も住んでいない実家。今では空き家になってしまっている家庭も少なくありません。幼少時代を過ごした思い出の場所だけに、処分すべきかどうかは究極の選択ですよね。そこで、実家を売りに出すかどうか迷った時に考えて欲しいことをまとめてみました。
思い出は画像に残して身近な所へ
家の中にある小さな傷や、ケガをした場所などは鮮明に覚えているものです。実際に目にすると「やっぱり残しておきたい」という気持ちが芽生えてしまいますが、現物を見るのには時間と交通費もかかりますし、毎年維持費や固定資産税も支払わなければいけません。払い続けても誰も住む予定がないのであれば、思い出の場所を画像で残しいつでも見られる状態にしてみるのも方法ですよ。小さい頃を思い出したくなったら、スマホやパソコンでプレイバック。一つずつ確認して撮りためていくと、安心して意外とその後は見ないということも。その安心が大事なのではないでしょうか。
購入して喜ぶ人もいる
地方に移住を求めている人が増えている昨今、古民家風の建物も注目を集めています。リフォームをせずそのままの状態で買い取ってもらい、その後は住民が自分の手でリノベーションするケースなど、お金をかけずに思い出の場所を活用してもらえたら嬉しいと思いませんか。長い年月をかけて再建し、雑誌や映画のワンシーンで使われるような場所になる可能性も秘めているのです。家が持っている価値を誰かに託してみるのも素敵なのではないでしょうか。
過去も大事だが今も大切にしよう
子どもの頃の思い出が詰まった家は、愛着があるものです。その愛着が大事な決断の邪魔をしないとも限りません。過去の思い出も大切ですが重要なのは今の生活です。昔にこだわりすぎてしまうと、実家の維持をどうしようということばかり考えてしまい、今の生活が楽しめないですよね。誰かが喜んで住んでくれることを期待して、売却という選択肢も考えてみては。
まとめ
誰も住んでいない実家は不審火の対象になってしまうことも考えられます。大事な家だからこそ、けじめをつけて精算すれば、今の生活もよりよくなるかもしれませんよ。大切な決断だからこそいろいろな側面から考えてみてくださいね。