基本は一人で対応。妻が対応するのがベター
実際に内覧者が来ることになった時には、家を気に入ってもらえるように誠心誠意対応をしたいと考える人も多いでしょう。そうなるとついつい家族揃って出迎えて、お茶菓子などを用意してしまうかもしれません。しかし、これは良い対応ではないのです。内覧者が来た時に、対応するのは一人、できれば奥さんがするようにしましょう。夫婦揃って丁寧な対応をしたくなっても、相手にとっては気後れをして、気軽に質問をできなくさせてしまうことも多いのです。夫婦のどちらか一人にするときは、女性の方が内覧者の人も気軽に話しかけやすいもの。また多くの場合ご主人は奥様ほど家事をすることが多くないので、内覧者の方に水回りや台所の事を聞かれても満足に答えられないこともあるのです。さらに近所でどうやって子どもを遊ばせているのか、毎日の買い物はどこで買うと安いかなどの日常生活を送るための情報もご主人より多く持っているでしょう。女性同士で盛り上がって、そのまま家が気に入ってしまうということもあります。もちろん人当たりがよく、主夫として働いているのならば、男性が内覧者対応をしても問題ありません。
何を残していくかなどは不動産屋を介して
内覧を一度行い、気に入ってくれたら再度の内覧をして購入の意志を固めるといった人も多いです。そして内覧をしているうちに「このタンスは残していきますよ」「エアコンも置いていきますね」という話がなんとなくの会話の中で出ることもあります。しかし、ものを残すかどうかも立派な取引の一つです。購入者が家に入った時に「エアコンを置いていくという話だったのに、実際はなかった」といってトラブルの種になることもあります。売る側としては場の雰囲気に合わせてリップサービスで言って、忘れていただけなのに・・・とも思うでしょうが、残存物については不動産屋の立ち会いのもと、必ず確認を行うようにしましょう。そして文面に残しておくことで、トラブルを防ぐことができます。そして書面にしてもらい、引渡し時に確認をすれば問題ありません。