ある程度の生活感を感じさせるようにする
マンションや戸建ての売却を検討した時には、当然家を買いたいという人に対し、自分の家の中を見せることになります。家の中を見ずに住みたいという人はまずいないでしょう。そこで内覧として、家の購入を検討する人が見に来ます。家が汚いよりは家の中をきれいに掃除して、内覧者に対し、家の印象を良くしたいというのは多くの人が考えるポイントでしょう。しかし家の中をどうせ引っ越すからと物をほとんど捨てて、なにもないような状態で見せるのも良くありません。家族で住むような人は、そこでどのような生活を送れるかイメージを持ってやってくるものです。リビングに何もないよりも、ソファーやテーブルなどはしっかりと置いておいて、綺麗にしながらもある程度の生活の様子がイメージできるような状態にしておきましょう。そのほうが内覧に来た人も、具体的なイメージを持って質問がしやすくなるでしょう。
水回りや台所はできればクリーニングをする
生活感が感じられるといっても、本当に普段生活をしたまま見せるというわけではありません。家の障子や襖が破れたままになっていると、そこでの生活に対してなんとなく「ここには住みたくない、古くて手入れがしっかりとできていない家だなあ」という印象を持たれやすくなってしまうでしょう。そうならないためには、簡単に修理できるような穴や破れている場所は、自分たちで直しておく必要があります。さらに気をつけておきたいのは水回りです。台所やお風呂、洗面所などの水回りは主婦の人が毎日使う場所であり、女性は特にそういった場所の汚れを嫌うものです。自分が家の中で長時間過ごす場所ですから、そこが不潔で快適な状態になっていないと、旦那さんが気に入っても、奥さんが「この家には住みたくない」と反対することが多くなってきます。水回りやキッチンは入念に掃除し、できればホームクリーニングを入れてピカピカな状態にしておきましょう。それだけでも内覧者の家に対するイメージは大きく変わってくるものです。