『不動産を高く売却する方法③』では業者が買主になる不動産のお伝えしました。
『不動産を高く売却する方法③』の内容を見て頂くと、では入札形式で売却をすればいいのではないかと思われる方、業者もいると思います。
入札形式だとどうかというお話をしていきたいと思います。
入札形式にした場合、不動産を買い取る業者が何社かで買い取り希望価格、買取条件を入札し、開札、その中の条件が一番良かったところと契約するという形です。この場合、相対の交渉と違い、最初から高い金額をだしてくれる、金額がつり上がるということがメリットと思われるでしょう。
しかし、実際にそうでしょうか。
現実的にはケースバイケースです。
入札形式の場合、そもそも参加しない業者もいます。
落札が出来るかわからない入札形式には参加しない場合や力が無い時代に入札に参加し落札出来なかったので入札形式に良いイメージを持っていない業者もいます。
そのような業者の中にも、建築単価が安い会社、付加価値をつけて高く不動産を売却出来る会社、宅地造成のノウハウがあったり安くできる会社、トラブルを解決するのが得意な会社など、不動産を高くかってくれる可能性がある会社もいます。
参加しない業者だけではなく、参加する業者でも、落札出来るかわからないから力を入れる、お金をかけることが出来ず、検討段階で設計、測量の費用を会社として捻出できないケースもあります。中には、設計、測量の下請け企業に成約になった場合のみ支払いをするという下請け企業に力を持った企業もあるでしょう。
ですが、その会社が必ずしも高く買ってくれるとは限りません。
このような状況がわからない方は、なんでも入札形式にすれば良いと思っている方も少なくありません。
不動産固有の特性やマーケットの特性、希望の期間など、色々な要因を加味して、最適な販売方法を考える必要があります。
会社が大きいからとか、広告をよく見るからとか、そのような理由で売却を依頼する会社を決める方も多いですが、不動産が高く売却できるかは適切な分析をし、対策を実行できる方です。
今回のようなケースもあること知って頂き、お客様の不動産の価値を最大限に引き出してくれるパートナーを見つけて下さい。