年末も近くなってきましたね。
年の瀬になると、色々と案件クローズが多く、筆者も色々なお客様の鑑定評価書を立て続けに発行やらドラフトやらを
させて頂いている状況です。(まあ、とてもありがたい状況ですが)
さて、そんな年の瀬と言えば、紅白。
今年は、「乃木坂46」と、その妹分の「欅坂46」が出ますが、さて、ここでふと不動産鑑定士らしい疑問。
「乃木坂」と「けやき坂」。どちらが地価が高いのだろうと、思いました。
そこで、平成28年度の相続税路線価を見てみました(下記画像)。
ちなみに「乃木坂」は下記の「20014」の画像の真ん中から東に伸びる道路で、小さく「乃木坂」と書いてあります。
また、「けやき坂」は、下記の「20024」の画像の真ん中やや上から東に伸びる道路で「六本木けやき通り」と書いてあります。
ここで、道路に丸い模様の中に数字を書いてあるのをご覧頂けるでしょうか。
「乃木坂」の方は、道路に丸い形の中に「1440」と書いてあります。
また、「六本木けやき坂」は道路にいくつか丸い形がありますが、「3270」「2260」「1850」とあります。
これは、「相続税算定のための土地の計算に際しては、不整形や角地等の特殊要因を考慮前の標準的な土地の単価を
1,440,000円/㎡、3,270,000円/㎡、2,260,000円/㎡、1,850,000円/㎡で考えてね」という事を示しているのです。
但し、これはあくまでも「相続税計算用の便宜的な数値」であり、実勢相場とは異なります。
一つの目安としては、港区赤坂・六本木近辺であれば、相続税路線価の1.5~2倍程度の㎡単価を実勢相場として
取引していてもおかしくないでしょう。
ただ、両方とも路線価の1.5~2倍程度の㎡単価でおかしくないので、結果、「不動産の価値」としては、
「けやき坂」の方が「乃木坂」よりも実勢相場の土地単価は高いと言えそうです。
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まあ、個人的にも、不動産としてあの街並みを見る限りは、納得ですが。
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※「六本木けやき坂」の2016冬イルミの写真(白と赤が交互に…白い方の中心の人物は筆者)
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勿論、これは「乃木坂」と「六本木けやき坂」を不動産の価値として比較したという程度で、
何かの話のネタにでもして頂ければ。
余談ですが、筆者は昔から色々なアーティストのライブを過去、200回以上、仲間の公認会計士等と
参戦しているのですけれど、
今年は10月のフェスで「乃木坂46」を見て、その翌日には妹分の「欅坂46」のフェスも見た上、
「欅坂46」に至っては12月25日の夜の部のクリスマスライブ千秋楽にも行っていました。
(なにしろ、まさかの抽選が当選だったので!)。
それだけにどちらもよいというのは知っていますし、それぞれの魅力があるので、土地の価値は
「六本木けやき坂」に軍配が上がりましたが、
グルーブとしては両方とも良いという点、最後に付け加えたいと思います。