■東京 地価が一番高いとこツアー
「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。
今回は、「練馬区」で、一番高い所に行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)
練馬区は23区で一番新しい区
東京23区の最西端に位置する練馬区は、東京都の特別区の中では23番目、最も新しく誕生した区です。かつてはお隣、板橋区の一部だった旧北豊島郡練馬町・上練馬村・中新井村・石神井村・大泉村の区域が、1947年8月1日に分離して発足しました。
面積は48.08 km²で、23区総面積の7.7%、23区中5位の広さです。人口も72.19万人(2016年5月1日時点)と、23区の中で3番目に多い区となります。
区内の鉄道は、西武池袋線・豊島線・新宿線、東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線、西武有楽町線、都営大江戸線があります。渋谷、新宿、池袋など、各ターミナル駅にアクセスが良く、通勤・通学をはじめとする区民の日常生活を支える主要な公共交通機関として大切な役割を果たしています。
気になる公示価格は…?
そんな住むのにも便利な練馬区の公示価格が最も高い場所は果たしてどこになるのでしょうか? 西武線、都営線など5つの路線が乗り入れる「練馬駅」でしょうか、学生街として人気の「江古田駅」や、世帯人口の多い「石神井公園駅」もあります。 果たして…。
練馬区で一番公示価格が高い場所は「豊玉北6-1-8」
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらの赤いビルが「練馬区豊玉北6-1-8」です。最寄りは「練馬駅」です。
区役所から近いこちらは「練馬駅」南口の通り沿いにあります。ちなみにこの建物はラーメン屋さんでした。
気になる公示価格は坪単価396.7万円です。なお、お隣の板橋区の価格は以前の調査で353.7万円でした。もともとお隣の板橋区の一部だった練馬区は、今では板橋区を越えるほどの公示価格となっているんですね。
前年比をみても+7.14%と、毎年上がっています。
昼時なので腹ごしらえ
さて、せっかくラーメン屋さんの前に来たのでお邪魔しようと思ったのですが、残念ながらこの日はお休みでした…。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
同じブロックの2軒先に餃子屋さんがありました。「餃子とビールは文化」と銘打つこのお店。素晴らしいキャッチコピーです。確かにビールと餃子は最高の組み合わせですからね、ちょうど昼時なので入ってみることにしました。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ランチメニューがたくさんある中で、選んだ定食はこちら、「W餃子定食」です。焼餃子8個に水餃子3個、温泉卵にお新香に御汁、これだけついてくるのはうれしいですね。餃子も肉汁たっぷり、ジューシーで美味しかったです。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
そのブロックから2つ先に練馬区役所があります。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
練馬区役所庁舎は20階建て、最上階には展望ロビーと展望レストランがあります。練馬区を一望できて、日が落ちてからは綺麗な夜景が見えるそうですよ。本庁舎のほかに西庁舎も練馬区のシンボルになっています。屋上にはハーブテラスと呼ばれる植物園もあるようです。高層ビルの上にある植物園、なんとも都会的ですね。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらの中央通り商店街も名物です。居酒屋に和食、中華などの飲食店が多く出店し、グルメ街のようです。商店街アーチにも「おいしい街」というキャッチフレーズが掲げられています。
いかがでしたでしょうか。沢山の住民を抱える練馬区の「練馬駅」は都心から少し離れていますが、住むにはとても良い街という印象を覚えました。