■東京 地価が一番高いとこツアー
「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。
今回は、スカイツリーでお馴染みの「墨田区」で、一番高い所に行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)
墨田区ってどんなところ?
ここで、墨田区についての紹介です。
墨田区といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?最近注目されている、「押上」のスカイツリーや、相撲好き・プロレス好きなら誰もが足を運んだことがある両国国技館でお馴染みの「両国」「横網(よこあみ)」といった場所を思いつくのではないでしょうか。また、歓楽街や墨田体育館のある「錦糸町」を思い浮かべる人もいることでしょう。アサヒビールの本社がある「吾妻橋」や、「業平」「向島」もあります。では墨田区で最も土地の高いところは、一体どこなのでしょうか。
最も高い場所は、「江東橋3-8-10」
墨田区の最も高い場所の発表です。「江東橋3-8-10」でした。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
1㎡あたり150万円、坪単価は、495.8677円です。前年度よりも6.38%上昇しています。ちなみに、墨田区内の公示価格2位も江東橋です。江東橋は、墨田区の中でも、地価が高いエリアです。そんな江東橋は、錦糸町駅からも近い場所で、どちらかといえば、「歓楽街」にあります。
一体周辺はどのようになっているのでしょうか。簡単に散策してみましょう。
江東橋周辺を散策してみよう
散策する前に、錦糸町駅から江東橋に向かう時に覚えて欲しいのがこちら。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
この歩道橋の存在は覚えておくと良いでしょう。丸井やJRAに行くにはこの歩道橋を利用するのが便利です。
エスカレーターもついているので、とても楽です。では、江東橋周辺はどのようになっているのでしょうか
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
老舗の人形焼のお店山田家さんです。その横の真新しいビルには、飲食店が沢山入っていますね。夜は、賑わうのではないでしょうか。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
「錦糸町」、「江東橋」といえば何でしょう。ヒントはこちらの写真です。ご存知JRA、場外馬券場ウインズがあります。この周辺もなかなか面白いことになっています。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
馬をモチーフにしたオブジェを見つけました。それだけではありませんよ。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
店名が「馬」に関する居酒屋もあります。
土日になると、競馬で勝ったお客さんで賑わってそうですね。なかには悔し泣きしている人もいるかもしれませんが…。
この江東橋には、明治時代「正岡子規」に師事し、「夏目漱石」に評価された小説家のゆかりの地でもあります。その文豪のとは、伊藤左千夫です。この街にまつわる彼の歌がありますご紹介しましょう。
「よき日には 庭にゆさぶり 雨の日は 家とよもして 児童が遊ぶも」
伊藤はこの地で搾乳業を営んでいたそうです。この街をゆっくりと流れる平和な時間を切り取ったような歌ですね。
さて、散策をしてきましたが、せっかくなので、錦糸町駅付近は、どうなっているのか。ご紹介していきましょう。
錦糸町エリア散策
駅まで戻って散策を行います。今紹介してきたのは、南口エリアは現在このようになっています。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
最近、リニューアル工事が進み建物が綺麗になりました。この冬には正式に工事が終わります。商業施設としても盛り上がりを見せそうです。それでは、北口はどのようになっているのでしょうか。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらも綺麗になっています。さらに、散策してみましょう。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
北口は、住宅街になっていますね。また、北を向けばどこからでもスカイツリーが見えます。これも錦糸町エリアの特徴ではないでしょうか。
今回は、墨田区の最も高い場所を紹介してきました。一番高い場所「江東橋」は、錦糸町駅からすぐのところにありました。