■東京 地価が一番高いとこツアー
「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。
今回は「大田区」で一番高い所に行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)
大田区で一番高いところは?
大田区は、田園調布、蒲田といった街区から、羽田空港といった重要施設もあり、どこからどこまでが大田区なのかわからなくなってしまうほど大きい区です。
イメージですが、若者が集う街より、おじさんたちが楽しめる飲み屋などがたくさん町が多いという感じもします。
しかし、世間一般のイメージは大田区は小さな町工場を中心とした、日本を代表する産業のある区なんだそうです。
そういえば、少し前に放送されたドラマ「下町ロケット」で、主人公が営む会社「佃製作所」も大田区にある設定でした。
そんな大田区で一番地価が高いところは一体どこになるのでしょうか?
答えは…大田区西蒲田7-66-10でした!
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ここが大田区で一番地価が高い場所です。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
そこにはビルが建っていました。1階はドラッグストアや喫茶店、居酒屋などが入っています。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
大田区で一番高い所は、蒲田駅西口を出たすぐのところにありました。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
蒲田駅西口を出るとすぐにバスターミナルがあります。そのバスターミナルを挟んでちょうど南西あたりに位置します。
ちなみに、「坪単価」は1107.4万円、「㎡単価」は335.0万円です。
ビルの「土地面積」は78.65坪(260㎡)、「土地価格」は8億7100万円です。
大田区で一番地価が高いビルは2つの商店街に挟まれている
大田区西蒲田7-66-10のビルは、なんと2つの商店街に挟まれているビルでした。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらが向かって右にある「サンライズ商店街」です。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらが向かって左にある「サンロード商店街」です。
サンロード通りのアーケードは昭和40年に、サンライズアーケードは昭和52年に完成し、蒲田駅西口に振興組合が発足されました。
現在では、駅ビルの「GRANDUO(グランデュオ)蒲田」や「TOKYU PLAZA蒲田」が西口商店街と一体となり、街を盛り上げる様々な試みに力を入れているそうです。
2つの商店街を散策してみた!
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
早速、商店街を歩いてみましょう。
まずこちらが向かって右にある「サンライズ商店街」の入り口です。
東京都内の商店街の中では割と大きめなアーケードです。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
飲食店からカフェ、ショップ、マンガ喫茶など様々なチェーン系のお店が軒を連ねています。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
先ほどの地価一位のビル1階もドラッグストアだったのですが、この商店街にもドラッグストアが2店舗と処方せん薬局まであります。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
さらに奥に歩いていくと、お店というより露店がありました。
骨董品を売っています。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらは時計やバッグなど、色々なものを売る雑貨屋でしょうか。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
服やズボンも売っています。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
靴まで!
ちなみに、これらは全て別の方が営業をしていました。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ここがサンライズ商店街の出口です。
チェーン店系のお店が非常に多く営業しているのですが、中には先ほどのような露店もあるというのがサンライズ商店街の特徴の一つではないでしょうか。
では次に、「サンロード商店街」にも行ってみましょう!
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらがサンロード商店街の入り口です。
サンライズ商店街に比べるとかなり小さめなアーケードです。
道幅は約半分~3分の1程度でしょうか。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
下町の昭和時代から続いているような喫茶店ですね。
こちらの商店街にもチェーン店系のお店が少しはあるのですが、どちらかというと個人経営のお店が多いのかなといったイメージです。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
長崎県の食材を専門に扱うお店です。
ランチは長崎ちゃんぽんが大人気のようです。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
立ち飲み屋に近い食堂です。
昼間にも関わらず、ご近所の方がビールジョッキ片手に大いに盛り上がっておりました。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ここがサンロード商店街の出口です。
サンライズ商店街より12年も前からあるということで、どちらかといえば少し時代を感じるアーケードでした。また、こちらの方が、地元の人が足しげく通っておられる雰囲気の良いお店が多いという印象を受けました。
そんな2つの商店街が一度に味わえる蒲田に一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。