■東京 地価が一番高いとこツアー
「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。
今回は、ここ数年なにかと話題にあがる「荒川区」で一番高い所に行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)
東京都荒川区の地価公示価格の1位はどこでしょうか?
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
正解はJR日暮里駅周辺でした!
最も地価公示価格が高額な場所は、「東日暮里5-51-14」。
改修されすっかり新しくなった東口周辺からは高層マンションがすぐ近くに見えますが、昔の面影が残る南改札口から出てみました。もう少し近付いてみましょう。
荒川区の地価公示価格最高エリアをぶらりと歩いてみることにしました。なにがあるのでしょうか?
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
駅前のロータリーを横目に、少し道なりに歩いていきます。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
こちらのビルが荒川区で最も公示地価が高い場所です!お値段は1坪あたり、何と476万円!やはり駅前ですから、納得の価格ですね。
六文そばの「200円」の看板に思わず視線は釘付けです。お蕎麦屋さんの隣は「となり」というお好み焼き屋さんでした。一番奥はラーメン「けん太」。昔懐かしい雰囲気の飲食店が3軒並んでいます。いずれも安くて美味い!と評判のお店なのだとか。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
更に歩くと、定番のファーストフード店が。駅前ということもあってか、混み合っていました。
「成田空港好アクセスのホテル」だけじゃない!日暮里サニーホール
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
そのまま道なりに裏の通りへと入ると、「ホテルラングウッド」がありました。日暮里といえば、成田空港から特急で最速36分というアクセスの良さですから、スーツケースを手にした方々で、賑わっています。
それにしても、何だか混み合っています。女性同士のグループの方々が沢山!
何でしょう…???
持ち物から察するに、旅行ではなくて、これからデートをする様な感じです。お洒落して、ウキウキ楽しそうな方ばかり。良く見ると、皆さん大きなポスターの前で順番に記念撮影中。まるで東京ディズニーランドで、ディズニーキャラクターとの記念撮影の為にできる行列の様です。
思い切ってポスターの前で写真撮影に並んでいらっしゃった方にお話を伺ってみると、
「これからコンサートなの。お若い方はご存じないかしら?私達世代には大人気の演歌歌手の方なのよ!」
なるほど、それで皆さんデートの前の様な、ウキウキとして楽しそうな表情をされていたのですね。
どれどれ、と私もポスターを拝見してみました…
「ホントだ!すごいイケメンですね!!」
「でしょー!?」
と、しばしガールズトークに混ぜて頂きました。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ホテルラングウッドの4階と5階に「日暮里サニーホール」というホールがあり、コンサートや演奏会などが催されています。
コンサート前の活気がある雰囲気に、私まで元気を分けて頂けた様な気がしました。
190年の歴史あり!多くの文豪も愛した羽二重団子を食す!
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ホテルラングウッドを出て、再び駅前へと戻ってくると、なにやらモダンな雰囲気の素敵なお店がありました。「HABUTAE」お団子屋さんです。はぶたえ…どこかで聞いたことがある様な…なんて思いつつ、どうにも気になってお店の中に入ってみました!
お店の中はカフェになっていて、落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりとお団子や季節メニューのかき氷などを楽しむことができます。かき氷とお団子のセット、などもある様です。お団子のランチセットもあります!ありそうでなかったお団子のランチ、ちょっと新鮮です。
こちらの「羽二重団子」、どこかで聞いた事があったのは当然でした。夏目漱石や正岡子規、司馬遼太郎などの文学作品にも登場する程、歴史があり、有名な老舗だったのです。
創業はなんと、江戸時代の文政2年だそうです。約200年前から人々に愛され、多くの文豪までも虜にした味が今も残っているなんて。夏目漱石や正岡子規に思いを馳せながらお団子を頂くなんて、素敵ではないですか!
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
醤油の焼き団子と餡団子をお土産に。200年の老舗の味を、心して頂きました。
もっちり、シコシコとした歯応えです。餡はこし餡で小豆の味が濃く、ふわっと優しい甘さが口の中に広がります。醤油の焼き団子も上品な味でした。美味しい!
いかがでしたか?電車の乗り換えだけでは勿体無い、楽しい街、日暮里。お越しの際は、この辺りにもぜひお立ち寄り下さい!