■東京 地価が一番高いとこツアー
「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。
今回は、ここ数年何かと話題にあがる「杉並区」で一番高いところに行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)
杉並区で一番高いところは?
杉並区といえばみなさんは何を思い浮かびますか?
筆者は過去に杉並区方南町に住んでいたことがあり、その近辺や高円寺あたりが真っ先に頭に浮かびました。
少し調べてみたところ、杉並区は「文豪ゆかりの地」としても知られているそうです。
大正末から昭和にかけて、荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺の中央線沿線には数多くの作家や文学者などが移り住んできました。
そして「阿佐ヶ谷会」という将棋や酒宴の会を結成しました。そのメンバーの中には井伏鱒二、横光利一、三好達治、上林暁、亀井勝一郎などをはじめとする文士たちが沢山在籍していたそうです。
では、肝心の杉並区で一番地価が高いところはどこになるのでしょうか?
答えは…杉並区上荻1丁目8番9でした!
(リビンマガジンBiz編集部)
ここがその住所にあたるところなのですが、場所は荻窪駅北口です。
ちなみに、「坪単価」は720.7万円、「㎡単価」は218.0万円、土地面積は27.53坪(91㎡)ですので「土地価格」は1億9838万円です。
杉並区で一番地価が高いところは、阿佐ヶ谷でもなく高円寺でもなく、荻窪でした!
場所は荻窪駅北口を出てすぐ隣
詳しく言うと、場所はJRと丸の内線のある荻窪駅すぐです。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
出口はたくさんあるのですが、北口を出ます。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
すると、目の前は少し広めのバスターミナルがあります。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
そして、バスターミナルを挟の向こう側に大きな道路が出てくるのですが、「青梅街道」です。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
青梅街道とは、新宿区から青梅市を経由し、山梨県甲府市まで続く道となってます。
このバスターミナルのすぐ左側に、杉並区で地価ナンバーワンに輝いた杉並区上荻1丁目8番9があります。
荻窪駅周辺はかなり栄えております!
荻窪駅周辺を少し写真でご案内したいと思います。
久しぶりに荻窪駅に来たのですが、さすがJR中央線の沿線だけあって駅周辺はかなり栄えています!
荻窪駅北口を出てすぐ左隣にはデパートの「LUMINE」がありました。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
駅を出て右側にはかなり渋めの飲食店がたくさん並んでいます。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ここは「荻窪銀座街」というところなのですが、この先には昼間から営業している焼き鳥屋さんがありました。
さらに青梅街道方面に進んでみます。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
左の道路が青梅街道になるのですが、その道沿いに「荻窪駅前商店街」が続きます。
この並びにも渋めの飲食店が多く立ち並んでおりました。
そして、青梅街道を挟んだ真ん前には、ドン・キホーテがあります。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
地方出身者の筆者からすれば、ドン・キホーテが最寄りの駅にある時点でかなりの都会です。
ここまででも、荻窪駅前がにぎやかなところだと分かっていただけたと思います。
荻窪駅裏手にはたくさんのお店が立ち並ぶ白山通り
最後に、荻窪駅の裏手に行ってみたところ「白山通り」というたくさんのお店が立ち並ぶ通りに出てきました。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
写真は白山通りの入り口です。右横に注目してください。
「なみじゃない、杉並!」という旗がずっと続いております。
正直、嫌いではないです(笑)
ただ、この通りもありとあらゆるお店があり、マンガ喫茶やカラオケ、そしてスーツのAOKIといった飲食店以外も見受けられます。
飲食店に関しても、誰もが知る有名チェーン店から赤ちょうちん系のお店まで、決して飽きることがないほどの店舗が営業しておりました。