「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。
今回は、ここ数年何かと話題にあがる「新宿区」で一番高いところに行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)
新宿区で一番高いところとは?
新宿といえば日本全国で最も人が多く、各世界からあらゆる人たちが旅行に訪れる街ではないでしょうか。
新宿歌舞伎町や、新宿ゴールデン街、新宿御苑、新宿中央公園、都庁、花園神社など、観光地として訪れたい場所が沢山存在しています。
どこも地価が高そうに感じますが、新宿区で一番地価が高いところは一体どこなのでしょうか?
答えは…新宿区新宿3丁目807番1でした!
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
ん…ここはどこでしょうか?
実際に新宿区で一番地価が高いところなのですが、現在は工事の真っ最中だったのです。
ちなみに、「坪単価」は9983.5万円、「㎡単価」は3020.0万円になります。
この工事中の「土地面積」は354坪(1171㎡)、「土地価格」はなんと353億6420万円です!想像を絶する金額です。
場所は誰でも知っている有名なところです!
この場所は、お隣のビルがここだといえばみなさんお分かりいただけるでしょう!
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
「新宿アルタ」のお隣が新宿区で一番地価が高い、新宿区新宿3丁目807番1です。
正確に言えば、新宿アルタのお隣のお隣になります。
もう少し詳しく説明しますと、この場所は新宿駅東口から徒歩1分のところの位置です。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
新宿駅東口を出ますと「ライオンひろば」に出てきます。
そして、この真ん前が新宿アルタの大型ビジョンになり、普段は多くの人が待ち合わせとして使っている場所です。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
少し話はそれますが、このライオンひろばには知る人ぞ知る「馬水槽」という珍しい水飲み場があります。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
といっても、ピンとこない人がほとんどかと思われます。
簡単に説明すると、明治34年頃、東京の水道の発展に貢献した中島鋭司博士が欧米諸国へと視察に行ったそうです。その際、英国のロンドン水槽協会からこの「馬水槽」が東京へと寄付されたのです。
ちなみに、表面の上部が「馬用の水飲み場」、表面の下部が「犬や猫の水飲み場」、そして裏面が「人間用の水飲み場」になっています。大正時代の初期あたりまでは、荷馬車を引く馬がこれで水を飲んでいる姿がごく普通に見られていたといわれています。水が出る部分がライオンの口になっているという、いかにも英国らしいもので、実際そのライオンの口から水が流れていたそうです。
「馬水槽」は世界的に見ても数がほとんど残っておらず、「新宿区指定文化財」にも指定されるほど非常に貴重な史跡でもあります。
そのお隣のビルはみずほ銀行です。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
そして真ん前は「ビックカメラ」です。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
この工事をしているところが新宿区新宿3丁目807番1で、この通りのお隣が先ほど写真でも紹介したみずほ銀行になります。
そして、この工事現場の裏側の写真がこれです。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
裏側はたくさんのお店でいっぱいでした。
さらに駅とは逆方向に行くと「靖国通り」があり、さらに奥が「新宿歌舞伎町」です。
新宿で一番公示価格が高かった新宿区新宿3丁目807番1は、新宿駅東口から徒歩1分のところにある、「新宿アルタ」と「みずほ銀行」の間にある現在は工事中の場所でした。
日曜日になると真ん前の道路は歩行者天国になる
最後に、この新宿区新宿3丁目807番1に面している「新宿通り」は、日曜日になると歩行者天国になることをご紹介します。
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
車も一切通ることがありませんので、小さなお子様がいらっしゃる家族などは安心して新宿の街を歩いたりお買い物ができます。
日曜日の歩行者天国にも是非、一度遊びに来てみてはいかがでしょうか?