不動産を売却するときは、基本的に空き家の状態にしておく
不動産を売却する、と簡単に言っても様々な工程を要します。その中でも一番疑問に思われるのが「不要な家具は置いていってはいけないのか」という点ではないでしょうか。箪笥やベッドになるとかなりかさばりますよね。残念ながら基本的には売主の負担で処分しなければなりません。一昔前では、この処分の代金も念頭に不動産の売却価格を決めなければなりませんでした。しかし、近年ではリサイクルショップの数がかなり増えたのでそういったお店を利用すると良いでしょう。リサイクルショップで売ったとしても二束三文程度の金額ですが、処分するのにお金を取られることを考えるとオトクです。また、最近では大型家具をネットオークションで売買する人が多くなってきています。一人暮らしをはじめたばかりの人が結構利用するようで、場合によっては小金を稼げてしまう可能性もあるので大変お勧めです。このように、一見すると家具の処分は大変ですが、実はお小遣い程度の金額を稼ぎ出すことも出来てしまうのです。
家電については、セットで売却可能な場合が多い
洗濯機や冷蔵庫、エアコンはかなり高価です。よって、基本的に空き家の状態で取引される建物ですが、「家電はセットで買い取りたい」という買主が結構いらっしゃいます。家具と違いそろえるには費用や工事を待つ時間などを要するため、ならばすべてそろった状態で買いたいという人が多いのでしょう。しかし、もしこれらの家電が破損していた場合はどうなるのでしょうか。当然修理した状態で売却するかその分値下げをするか、というところになりますよね。もし事前にそういった情報を買い手に提供していなかった場合、トラブルの元になります。もし備え付けの家電が破損している場合はすぐに不動産会社に連絡しましょう。そうすると、基本的に「付帯設備表」というものを使って不備に関する情報を買い手に確認してもらう事になります。その際に、売主が家電を自己負担のもとで修理するか処分するか、または買主が修理するかを決めるという流れになるわけです。
