害虫には注意しておくべき
建物を売却する際にもっとも注意しなければならないのが「害虫」です。特にシロアリは、建物の基盤そのものを破壊してしまうのでかなり厄介なのです。よって、売却前に必ず屋内や屋外に限らず劣化などが無いかを細かくチェックしておく必要があります。そして、もう一つ厄介な害虫がいます。それは「スズメバチ」です。何故かと言いますと、スズメバチは巣の特徴や発生箇所によっては駆除が難しい場合があるからです。冬に近づくと自然に消滅するのでそれまで耐えられれば問題はありません。スズメバチは同じ場所に巣を作ることは決してないため、一度問題が解消されれば一安心です。しかし、スズメバチが巣を設ける際に建物の重要箇所を陣取っていたり、あるいは建物の一部を破損させてしまっていたりする可能性もあるので、いなくなってから細かく点検する必要があります。駆除をする場合に市役所に相談すると業者を紹介されますが、場所によってはかなり高額となってしまいますので、早く売却したい場合に限り依頼されるのが良いでしょう。
黒字が見込めるのであれば、リフォームも忘れずに
次に、建物の価値を上げて売却できるかどうかについて効果的な方法をご説明していきます。まずはリフォームです。といいましても大胆なものではなく、小規模な壁の補修など細かい部分は金額も小額なので、きちんと行っておいたほうが良いでしょう。査定時にはそういった点も十分に考慮されて金額が定まってくるわけですが、小さな破損でも減額される金額はかなり大きく、ならばいっそリフォームしてしまったほうがオトクということもあるわけです。そして、メンテナンスを行った時期をキッチリ把握しておくことも重要です。外観は売却において価格を左右する重要な要素の一つですが、ただキレイなだけではいけません。一体、いつ補修やメンテナンスが行われていて外観はどの程度保たれるのか、ということも重要になってきます。例えば十年前にメンテナンスを行った物件と一年前にメンテナンスを行った物件であれば、当然のことながら後者の方が金額は上がります。「いつやったかわからない」という場合は減額の対象になり得るので注意が必要です。