1回目の支払いは、契約時に行われる
不動産売却の後に気になるのが、そのお金はいつ支払われるのかという点です。特にローン返済を目的とした売却の場合は、銀行にも連絡しなければならないため、その支払い時期というのは非常に重要といえます。まず、一般的には二回に分けて支払われます。その一回目が契約締結時です。一回目の支払いはいわゆる頭金のようなもので、そんなに多くはないのが一般的なようです。中には単純に半分ずつを二回に分けて支払われるというケースも稀にあるようですが、そのあたりは不動産会社と相談されると良いでしょう。また、場合によっては回数をもう少し増やして支払われる場合もあるようです。それは金額が結構大きい場合ですね。しかし、通常の一般的な住宅地や住宅である場合は、二回の支払いというのがもっとも多いケースでしょう。逆に一括での支払いというのはほとんどありませんね。何故かと言いますと、万が一買い手がキャンセル等を申し入れてきた際に状況が複雑になるからと考えられます。
二回目の支払いは、引渡しの際に支払われる
そして二回目は、その不動産を実際に引き渡す段階になって支払われます。そこでようやく不動産売却が完全に終了するというわけです。基本的に二回目の支払い金額のほうが一回目の金額に比べるとかなり多くなります。このように二回に分けて支払われるケースというのは、土地や建物などに限らずとられている方法です。ちなみに、この一回目の支払いは小額であるため、その場で現金で支払われるケースが多いです。そして、二回目の支払いは基本的に振込みとなります。もし両者の合意などがあれば、二回目の支払いも振込みでなくその場での支払いも可能ですが、まとまったお金というのは案外重量があるうえ、防犯面でもあまりよろしくないのでオススメは出来ませんね。買い手が金銭的にかなり余裕のある場合については、稀に売買契約時に一括ですべての金額が支払われることもあるようです。不動産の売却というのはかなり大きなお金が動きます。よって、支払い時期というのはしっかりと把握されたほうが良いでしょう。