今現在住んでいる最中の家を売却する場合
不動産、特に建物を売却する際に、まず頭に浮かぶのが「鍵はどうすればよいか」ということです。購入希望者がいつ見学に来るかわかりませんが、かといってまだ住んでいる家の鍵を不動産会社に預けるというのはいささか無用心です。結論から言いますと、今住んでいる家を売却する場合は鍵を預ける必要はありません。見学したい購入希望者が出てきた場合は、まず不動産会社が売主に連絡をしてスケジュールを調整する事になります。そのスケジュールにあわせて、家の掃除や片付けをしておき、購入希望者を家で待ち構えるというわけです。よって、余裕を持たせたスケジュールが望ましいです。見学の際に生活観を出さないような模様替えをされる方もいらっしゃるようです。確かに買い手に好印象を与える可能性があるので良い手段であると言えるかもしれません。しかし、あまりにも奇抜な模様替えをしてしまった場合は、売却から遠のく可能性が非常に高いので、なるべくシンプルな模様替えにとどめておくなど、手を入れ過ぎないようにしたほうが良いでしょう。
誰も住んでいない、空き家を売却する場合
次に、空き家を売却する場合においてです。この際は不動産会社に鍵を預けておいたほうが楽でしょう。なぜなら、そうすることで不動産会社の判断で見学者を募ったりすることができ、対応が非常に楽だからです。しかし、定期的なメンテナンスはご自身で行う必要があります。そのため、そういったメンテナンスをする際に限り事前に不動産会社へ連絡すると良いでしょう。連絡をしなかったばっかりに、掃除をしている最中に不動産会社の人間が見学者をつれて勝手に入ってくるという事態が稀にあるようです。最近では、そういったメンテナンスを不動産会社が有料で請け負っているところもあるそうですので、何もかもを他力で済ませたいという方は一度不動産会社に相談されると良いでしょう。さて、結論をもうしますと鍵を預けるかどうかは売主の判断によるところが非常に大きいです。そのため、その不動産の状態・性質などを良く考えた上で判断されるべきといえるでしょう。