不動産会社が運営している、メルマガやメール広告を利用する
不動産を売却する際に、広告を出したばっかりに近所から変なうわさを立てられたという話が結構あります。特に住む家を手放すわけでもないのに「あの家は借金をしている」だのと周りから白い目で見られ、しばらくいやな気分で過ごしたという人が結構いるのです。それで、最近ではそういったことも考慮して不動産会社が独自でウェブサイトを運営したり、あるいはメルマガを駆使して自社の顧客から買い手の候補を見つけ出したりという方法が多くなってきています。実際に売買契約が完了してからうわさが立ってしまう可能性もありますが、広告をだして売れない上にうわさが立つというのは最悪ですからね。しかしデメリットもあります。それは、その不動産会社が持つ顧客情報の範囲内でしか買い手を捜すことが出来ないという点です。そのデメリットを補うためには、他の不動産会社とも同様の契約をする必要があるでしょう。しかしその場合、経費がかさんでしまうことも考えられます。
不動産会社に売却する
もっとも手っ取り早い方法が、不動産会社に不動産を買ってもらうという方法です。この方法ですと広告を出すこと自体必要なく、更に通常よりもかなり早い売却につながります。しかしここにもデメリットは存在します。それは、売却額が相場よりも安くなってしまいやすいという点です。そのため、例えばローン返済のための売却などのように、なるべく大きなお金が必要になるような場合はあまりオススメしません。逆に言えば、かなりの僻地であってもほとんどの場合(安価とは言え)売却につながるため、買い手が付かないような立地である場合は良く用いられる手段です。最近はプライバシー意識の向上からか、特に売却が難しそうな不動産でない場合においても、不動産会社と直接売買契約を結ぶケースが増えてきました。相場よりも価格が落ちるといっても7~8割ほどの金額になることが多いので、周りに知られるというデメリットを差し引けば十分に納得できる金額ではないかと思います。