場所についてキッチリと把握しておく

土地を売る際にもっとも重要なのが立地です。立地によって、その土地がいったいどのような使われ方であるかを想定する必要があるからです。単純に周りが住宅地である場合は同じく住宅や飲食店に利用される可能性が極めて高いといえるでしょう。そのため、大手の不動産会社よりも地元の不動産会社に依頼したほうが買い手が付きやすいことが非常に多いです。地域のつながりというものは、こういったところでも色濃く反映されるものですからね。そして意外なのが「農地」です。農地は売り辛い種類の土地のように思えますが、実は農協には不動産部門があり、普通の不動産会社よりも農地の売却はしやすいのです。近年では個人間よりも個人対企業や法人の売買が増えているので、売却面で言えば一昔前よりも農地の売却額は上がっているといえます。その土地の種類によって不動産会社を選ぶ、というのはかなり重要なポイントであるといえます。会社によっても得手不得手がありますからね。

古い土地である場合は特に、正確な面積を把握しておく

土地の情報のすべてが記載されているのが「不動産登記簿謄本」です。ここに、面積などが記されているわけですが、実は古い土地である場合はこの情報が正確ではない可能性があります。何故かと言いますと、あまりにも古い土地だと計測されたのが数十年以上前という話も良くあるので、現状と照らし合わせるとそんなに正確ではないのです。また、場合によっては隣家との境界が曖昧になってしまっているという場合があります。このような土地である場合は、後々に買い手と隣家が揉めてしまう事につながるため、不動産会社も売るのを結構嫌がるんですよね。そのため、そういったいざこざが後々に発生しないようにキッチリと解決しておくことが重要なのです。ご自身でそこまでするのはかなり大変ですが、例えば大手の不動産会社では不動産の計測を行っており、しかも無料である場合もありますので、一度相談することをオススメします。土地を売るといっても、実は結構複雑な事情をはらんでいることもあるのです。

 
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