英語で
「Real Estate Information Network System」
と表記され、
その頭文字を取って
「REINS(レインズ)」
と呼びます。
>>> レインズに関する解説動画はこちら
世の中にはたくさんの不動産会社があり、
それぞれの不動産会社が、
不動産を売りたい人から売却の依頼を受けています。
少し前ならば、
物件の情報は売却依頼を受けた不動産会社Aから先へは流れず、
A社でたまたま物件の紹介を受けないかぎり、
不動産会社Bに行ったお客さんが、
目にする機会はありませんでした。
そのようなアナログ的な手法から、
不動産業界にもネットワーク技術が導入され大分経ちました。
物件情報が不動産業者共通のデータベースで管理されるようになり、
インターネットを介してどこの不動産業者でも!
それこそ極端な話、沖縄にある会社でも!!
東京にある物件を探すことが出来るようになりました。
そのデータベースの管理をしているのが
「不動産流通機構」
という業界団体で、
データベースのことを
「レインズ」
と呼びます。
売却依頼を受けた不動産会社は、
期限内に速やかに物件の情報を、
データベース(レインズ)に登録しなければなりません。
例を挙げると・・・
【 物件D 】
・所在地:A県B区C町
・金額:5,980万
・マンション
という物件Dの売却依頼を受けた不動産会社Aは、
レインズに物件情報を登録します。
A県B区C町で6,000万までのマンションを探している、
お客さんがいる不動産会社B社がレインズで
・所在地:A県B区C町
・金額:5,000万~6,000万
・マンション
と検索すると、
マンションDが出てきます。
つまり検索条件が同一であれば、
どこの会社でも同じ物件が紹介されるということになります。
このように物件の情報を共有出来るようになったため、
・不動産会社 → どこの不動産会社の情報も扱える
・売り手 → たくさんのお客さんの目に触れる為、早期の売却が実現できる
・買い手 → 物件ごとに不動産会社へ問い合わせる必要がなくなる
一見すると
「三方良し」
となるはずなのですが、
利益至上主義の不動産業界の悪習である、
「囲い込み」
という行為がそれを妨げているのです。