不動産を売ることを考えたら、
最初にすべきことは
「査定」
です。いくら位で売れるのかを、
不動産会社に試算してもらうことです。
その「査定」ですが、
「机上査定」
と
「実査定」
の2種類があります。
机上査定は簡易査定とも呼ばれていますが、
呼び名がそう決まっているわけではありません。
簡単に区別すると、
以下の通りです。
【 机上査定(簡易査定) 】
室内を見ないで周辺環境や、
取引事例だけを参考に、
ざっくりとした金額提示することをいう
【 実査定 】
実際に室内を拝見し、
依頼者と対面して売り事情をヒアリングを行う
ものすごく簡単に説明すると、
・机上査定・・・物件見ないで査定する
・実査定・・・室内を見て査定する
と考えておけばまあ大筋間違いではないかなと。
当然、物件を実際に見る実査定の方が、
正確な査定金額を聞くことができますし、
担当者と直接相対するので、
自分に合う人かそうじゃないかも分かります。
担当者と会う手間が生じますが、
どちらがいいかと聞かれたら、
実査定の方がより多くの情報を得られるでしょう。
「個人情報はあまり開示したくない」
からという理由で、
簡易査定を選ぶ方が多いです。
不動産会社に相対する不安感から、
また、後日、しつこく営業される
ことがイヤだからなのでしょう。
個人情報をできるだけ隠そうとする
気持ちも分からないわけではありません。
しかし、
「簡易」
とはいえ査定です。
最低限の情報は提供しないと、
不動産会社もたいした査定が出来ません。
個人情報を隠したいあまりに、
・連絡先はメールのみ
・名前は偽名
・○○区○○町の一画
だけでは、
「相場」は分かるかもしれませんが、
査定などできません。
相場を知りたいだけならば、
極端な話、ポータルサイトを見るだけで
ある程度の目安を付けることも可能です。
また、査定をする担当営業マンも、
物件も個人も特定できないような査定依頼に、
どれだけ真剣に取り組んでくれると思いますか?
簡易査定とはいえ物件と依頼者を特定できる
最低限の情報提供することが、
必要な情報を得るためのマナーだと思います。