住み替えには不安がたくさん!
家の住み替えは、売却と購入の両方を短期間のうちにしなくてはならないので、専門の知識や経験のない人にとっては大きな不安を感じるものです。住みたい家が見つかっても、実際に買って生活は苦しくならないか、住宅ローンは組めるのかなどの不安がいっぱいで、住み替えに踏み込めない方も多いのではないでしょうか。
住み替えを検討するとき最初にすることとして、住宅ローンの残債額を把握し、住んでいる家がいくらで売れるかの査定を受けてみることなどがおすすめですが、実際に住み替えを成功させてきた人たちはどのようにしてきたのか、共通点を紹介します。
住宅ローンの残債額が少ない
住宅ローンが残っている状態で住み替えができるか不安に感じる方も多いですが、それは可能です。しかし、住み替えを成功させる方の多くが、残債額が少ないという事実もあるようです。ただし、もともと安い中古物件だったため残債額が少ない場合や、長く住んでいて家の老朽化を機に住み替えした場合も含まれています。
ローンの残債額が少ないことのメリットとして、住んでいた家の売却金を新居購入の頭金にまわすことができるなどの点が挙げられます。ローンがないというだけで、住み替えの敷居はぐっと低くなり、新居購入の資金計画もたてやすくなりますね。逆にローンの残債額が多く、住んでいた家の売却金を充てても残ってしまう場合、新居の住宅ローンと2重で払うことになってしまったりするので注意が必要です。
将来住み替えすることを想定して、繰り上げ返済を積極的に行っている方や、最初の頭金を多く払った方が住み替えを成功させているようです。
家の売却で妥協をしない
住んでいた家をできるだけ高く売った、というのも住み替えを成功させた人の共通点のようです。時間に制限がないのであれば、複数の不動産会社に相談をしてみるなどして、できるだけ良い条件で売却できるようにすることが重要です。特に、焦って相場よりもずっと下げた金額で売却してしまうようなことは避けるようにしましょう。
家を高く売ることのメリットとして、ローンの返済に充てる、新居購入の頭金にまわせるなどが挙げられます。
家を高く売って住み替えに成功した人には、将来の住み替えを想定していて中古になっても売りやすそうな物件を購入していた、価格の相場が安い時期に購入した、という人もいるようです。
これら2つの共通点からわかることは、住み替えでは資金計画に余裕を持たせることが重要だということです。また、住んでいた家の売却金をローンの返済だけでなく、新居購入の頭金に充てられるかがポイントでもあるようです。