投資用不動産とは？種類と仕組みを解説
投資用不動産とは、住居として販売されている不動産ではなく、不動産投資を目的として販売されている不動産のことです。不動産投資で利益を得るには大きく分けて2つの方法があります。一つは、将来価格が上がりそうな不動産を安いうちに購入し、価格が上昇したら売って利益を得るキャピタルゲイン方式、もう一つは所有する不動産を賃貸として活用し、その家賃収入で利益を得るインカムゲイン方式というものです。
キャピタルゲイン方式の特徴とリスク
キャピタルゲイン方式で利益を得る場合には、不動産価格が購入時よりも売却時に上昇していることが重要です。価格が上がる理由には景気や需要の変動などがありますが、多くの場合は地価が上がる見込みのあるエリアの物件を探すことになります。例えば新しく駅ができて交通の便が良くなる、都市開発の計画があり住みやすい環境になる、というようなエリアです。
しかしキャピタルゲイン方式では、売却時まで利益が出るか確定しないことや、開発計画が予定通り進まないなどの予期せぬ出来事で大きな損失へつながってしまうというリスクがあります。
このようにハイリスクであることや、税率が高いなどのデメリットもあり、不動産投資ではインカムゲイン方式の方が人気のようです。
インカムゲイン方式の特徴とリスク
インカムゲイン方式では不動産を所有している間、入居者がいる限り家賃収入が入り続けるという特徴があります。購入価格に対して家賃収入が上回った時点で利益となり、不動産の売却を目的としないのでローン返済後であれば完全に自分の財産となる点も魅力です。
一方で建物の修繕や管理が必要な場合も多く、キャピタルゲイン方式と比べると手間に感じる点もあるかもしれません。一番のリスクは入居者がいない場合で、入居者がいないと家賃収入が入らないので利益も出なくなってしまいます。さらに、建物の老朽化などで入居者が減ったり、家賃を下げる必要が出る可能性もあります。
土地選びや物件選びなど先を見据えたしっかりとした計画があれば、キャピタルゲイン方式よりはリスクを抑えられることや、安定した収入が得られる可能性があることからサラリーマンなどからも人気の投資方法です。
