中古住宅の購入費用項目 戸建・マンション
戸建てもマンションも購入時にはたくさんのお金がかかりますが、支払う内容には共通のものもあれば、こまごま違いがある場合もあります。まずは入居までにかかる費用を確認しましょう。
・物件購入費用(申込金、手付金含む)
・仲介手数料
・住宅ローン関連諸費用(融資事務手数料、住宅ローンの保証料、収入印紙代、団体信用生命保険料、火災・地震保険料など)
・登記費用
・固定資産税などの清算金
・不動産取得税
大まかではありますが、上記が購入時に発生する費用で中古戸建て・中古マンションにも大きな違いはありません。しかし、入居時にマンションでは修繕積立基金が発生するケースがあります。この修繕積立基金は通常、新築マンション購入時に支払う場合が多いですが、マンションによって管理組合が定めている場合もあるので事前に確認しておくと良いかもしれません。
戸建ての方が融資が受けにくい?
購入時の違いとして、マンションに比べて戸建ては住宅ローンが受けにくい場合があります。
住宅ローンの銀行の審査項目の中に担保評価というものがあり、物件を担保として抵当権をつけます。銀行はこの担保の価値を土地、建物などから判断するのですが、中古の戸建てではマンションに比べて建物の価値が下がりやすいので、担保としての価値が低くみなされた場合には、融資が通りづらい可能性があるようです。
ただし、これはいくつかある審査項目の一つであり、基本的には年齢や年収など個人の返済能力の有無が重視されているようです。
購入後の違い、かかってくる費用は?
購入時までの違いは確認できましたが、入居後のランニングコストについてはどうでしょうか。
まず戸建ての場合、
・住宅ローンの返済
・固定資産税
・都市計画税
この3つが定期的に支払わなくてはいけない費用になります。マンションの場合は、
・管理費
・修繕積立金
・駐車場代
なども支払うことになります。ランニングコストだけで考えると、戸建ての方がよく見えるかもしれませんが、管理費や修繕積立金を支払うことでマンションは綺麗に保たれたり、大規模修繕の際にも安心ですが、戸建ての場合は全て自分で計画して行わなくてはいけない分、大変に感じる部分も多いでしょう。