予算の他にゆずれない条件は!?

住居の購入を考え始めると、まず悩むのは戸建てかマンションか・・・。予算は貯金や収入、生活環境などから割り出すことができるので「予算内で買えるところを見てみよう」となるかもしれませんが、その前にもう少し住みたい住居の条件について考えてみましょう。

例えば立地。勤務先や実家、お子様がいる場合は学校など、どこに近い場所が良いのか、交通の便はどの程度重視するのかなど、大まかなことは考えておきましょう。

それから間取り。リビングの他に何部屋必要なのか、将来子供など家族が増える可能性はあるのかなどは住居を探す上で最低限決めておかないといけません。

この他にもペットの有無や新築・中古など、ご家庭の事情や新居に対する考え方で譲れない条件が出てくるはずです。マンションか戸建てかを決める前にその条件をご家庭内で共有しておくといいですね。

マンションと戸建て、東京都の平均価格は?

予算や大体の条件が定まってきても、決めておかなくてはいけないことはまだまだあります。住居の価格は様々な要因から変わってきますので、これ以上は実際に物件を探して比べたりした方が分かりやすいかもしれませんが、イメージを掴むために中古マンションと中古戸建ての平均価格を見てみましょう。

201612月に東京都で成約に至った物件の中で、中古マンションの平均価格は3,908万円で、専有面積は約58平米、平均築年数は約19年でした。そして、中古戸建ての平均価格は4,072万円で土地面積が約117平米、建物面積は約102平米です。平均築年数は約20年でした。

ちなみに新築戸建ての場合は、4,347万円で土地面積は約104平米、建物面積は約95平米です。

平均値から分かるマンションと戸建ての違い

上の数字から分かるように、中古マンションと中古戸建てでは価格に164万円の違いがあります。築年数に大きな差はありませんでしたが、専有面積と建物面積を比べるとマンションと戸建てでは約2倍広さが違うことになりますね。さらに中古の戸建てと新築の戸建てを見てみると、価格は275万円ほど新築の方が高いのに対して、面積は若干ですが小さくなっています。

この数字はあくまで東京都という大きなくくりの中の平均値なので、必ずしもこれに当てはまるわけではないですが、マンションに比べて戸建ては広く高額な傾向にあり、新築か中古かの違いは価格に大きく影響してきます。

また、広さだけでみると戸建てに軍配が上がりそうでも、セキュリティー面などではマンションが魅力的です。マンションの場合は購入後、毎月管理費などの支払いがあるのに対して、戸建ての場合は支払いがないかわりに全て自分で管理や修繕を行わなくてはいけません。

このようにマンションと戸建て、それぞれの違いを明確にした上で、何を重視するかをしっかりと考慮することが大切です。

 
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