こんなお家はすぐに専門家に相談!
「自宅の老朽化が気になる。」「中古の戸建てを購入予定だけど耐震は問題ないかな・・・。」など心配になったことはありませんか?耐震診断を受けようと思っても、費用はいくらくらいかかるのか、だれに頼めば信用できるかなど、分からない点も多いかと思います。耐震診断を受けようか迷っている方で、下の項目に当てはまる場合はなるべく早めの専門的な診断が必要な可能性があります。
■1981年6月より前に着工した建物・・・1981年6月に耐震基準が大きく改定(厳格化)されたため、それ以前に着工した建物は旧耐震基準建物として区別されています。
■地盤が弱い・・・埋立地であったり、川などの水辺が近いと地盤が弱い傾向にあります。また、インターネットでも住所を入力すると地盤の強さが分かるサイトがありますので、一度見てみると良いかもしれません。
■建物の問題がある・・・柱・土台が腐っている、壁が少ない、窓ばかりの面がある、2階が大きい、などは構造上建物に負荷がかかりやすいです。
耐震診断には種類がある?料金は?
耐震診断は簡易診断、一般診断、精密診断の3種類あります。簡易診断は木造住宅に限られますが誰でもできるもので、家についての10項目の質問に対する答えを点数化することで耐震を測ります。簡易診断に必要な「誰でも出来る我が家の耐震診断」はインターネットで見ることができます。
一般診断は建築関係者の目視による診断で、耐震補強が必要かを判断するためのものです。費用は一般的には0円から15万円ほどと幅広いですが、リフォームなどを目的とした業者による無料診断の場合は、妥当な工事費用の確認などをしっかりとして信頼できるところに依頼しましょう。
精密診断は建築士等の専門家による診断です。全ての柱・壁について診断し、どこにどんな補強が必要かを厳格に確認します。費用は一般的には15万円から30万円ほどになります。
建築関係者や専門家による耐震診断は少し高く感じる方もいるかもしれませんが、地域などの条件をクリアしていれば耐震化助成制度などが適用できる可能性もありますので受ける前に調べておくと良いでしょう。