素人では難しいイメージのある不動産売却は、いざ、家や土地などの物件を売りたいと考えたとき、仲介不動産会社に任せっきりにしてしまいがちです。知識と経験が豊富なプロに任せるのは悪いことではありませんが、自分自身でも最低限の情報を知っておくと何かと役に立ちます。後で余計な手間がかかったり、失敗してしまったりすることのないよう、必要となる情報を事前に確認しておきましょう。

売却前に確認しておくこと

売却時にかかる諸経費

・仲介手数料をはじめとして諸費用が発生するので、把握する必要がある

登記内容と現在の状況

・家や土地の境界線があいまいになっている場合がある

・増築があった場合、床面積などが異なっている場合がある

・登記簿上と実際の地積や土地の形状が異なる場合がある

購入時と現行の建築基準法

・建築基準法は何度も改正されているため、基準が変わっている場合がある

物件の老朽化や瑕疵(かし)の状態

・老朽化が激しいとリフォームが必要になる場合がある

・リフォームをした場合は、その記録を用意する

・設備の故障や建物の傾き、雨漏りなどの物件の欠陥(瑕疵)を把握する

抵当権が残っていないか

・ローンが残っている場合、家や土地に抵当権が設定されている

・ローンが支払えない場合、原則として物件を売ることは不可

以上のことを事前に確認しておかない場合、トラブルのもととなってしまったり、売却価格に影響が出たりする可能性があります。物件を売却する際は、必要な書類や準備しておくと便利な書類などがありますので、そちらを用意すると確認する際に便利です。

物件の老朽化や瑕疵の状態については、手を加えて売却額を高く設定するのか、買い手に任せて売却額を安めに設定するのかなど、対応が複数考えられます。また、物件の売却時にかかる諸経費は様々ありますので、事前にしっかりと確認しておくと安心です。

専門的なことや地域での物件のニーズなどは、仲介不動産会社にしっかり確認したり、ベストな方法を相談したりするようにしましょう。

 
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