ペット可・不可などの条件があるアパートやマンションなどとは違い、一戸建てではご近所迷惑にならなければ自由にペットを飼うことが可能です。
一昔前までは、犬は外に犬小屋を置いて鎖でつないで飼い、猫は家や外を自由に出入りするように飼われていたのが一般的でした。それから数十年たった現在では、室内にケージを置いて家の中で家族と過ごす犬や、外には出ずに一生を家の中で過ごす室内飼いの猫が増えています。
室内でペットを飼うと、床や壁に傷や汚れが付いてしまったり、ペット特有のにおいがしみついてしまったりと、家の状態がどんどん悪くなってしまいます。いざ、家を売却しようと考えたとき、気になるのはペットを飼っていたことが査定に響くかどうかです。
結論から言うと、ペットを飼っていたこと自体は査定には関係ありません。家の状態がどうかというところが問題になります。例えペットを飼っていたとしても、しっかりと家の状態を整えていれば査定に大きく響くようなことはありませんので、ペットを飼っていた一戸建ての売却を検討する際は、しっかりと対策をするようにしましょう。
■におい対策
ペットと一緒に暮らしていると、慢性化してしまって気づきにくいかも知れませんが、実は様々なところににおいがしみついています。それぞれの動物特有のにおい、排泄物のにおい、餌のにおいなど、様々な箇所ににおいがしみついていることが予想されますので、消臭するようにしましょう。実は、壁やカーペットなどにもにおいはしみついています。
■傷や汚れ対策
壁や床、畳などは傷や汚れが付いてしまっています。張り替えや補修、修繕などは行ったほうが良いでしょう。
換気、消臭、掃除、ワックスがけなど、自身でできることがたくさんありますが、ハウスクリーニングなどのプロの業者に依頼することをおすすめします。抜け毛や汚れ、においなどは思わぬところにあるものですので、細かいところまでプロにしっかりと掃除をしてもらうと安心です。