不動産を売却するときには、少しでも査定価格を上げたいものです。そこで、ハウスクリーニングにより部屋を美しくすることで効果があるのでしょうか?「ハウスクリーニングにより価格が上がるであればするのだが…」という方が多いようです。

ハウスクリーニングは何のために行うのか?

たとえば、価格査定のときにハウスクリーニングをしたからといって価格に差がでることは、あまり期待しないほうがよいでしょう。ハウスクリーニングは、あくまで早く売るためのものと考えるほうが適切です。

価格を上げることは難しくても価格を下げないためには有効な方法であるといえます。一般的に購入希望者は住宅を購入する前に内覧をします。立地などは気に入っているので、後は部屋の様子が気に入れば購入する可能性が高いのです。

内覧のとき部屋の中が汚れていたり整頓されていなかったりしたらどういう印象を受けるでしょうか?まず、購入意欲が高まることはないでしょう。内覧者にすれば期待が高ければ高いほど裏切られることになるのです。

内覧者が多いということは人気があるということです。しかし、いくら人気があっても売れなければ最終的に価格を下げるしかありません。つまり、ハウスクリーニングしておくことで内覧者が気に入れば早く売ることができるので価格を下げる必要がないのです。

自分で掃除する手もアリ

汚れの程度によっては、ハウスクリーニングは必要ないでしょう。あくまで目立つ汚れがあればということになります。自分で掃除してきれいになるのであれば問題ありません。

特に水まわりについては注意してください。内覧者が一番気にする部分が水まわりだといわれます。一般的に住宅でもっとも時間を過ごす主婦の目線によるものです。したがって、水まわりが汚れていて掃除しにくいような場合はハウスクリーニングの利用をおすすめします。

ハウスクリーニングの効果は価格を上げるというよりも売れ残ることによる値下がりを防ぐためのものだという認識が必要です。

 
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