マンションの購入を決めれば、当然現物を見たくなります。そこで未完成のマンションの場合、モデルハウスを見学することになるでしょう。しかし、見学のとき気をつけなければならないポイントがあるのです。
モデルハウスとは、メーカーが、住宅を販売するために展示しているので、いくつかのからくり(らしきもの)があります。
仕様のオプションに注意
モデルハウスの住宅設備には、標準仕様のものとグレードの高いオプション仕様のものがあります。モデルハウスでは、購入意欲を高めるため見栄えのするオプション仕様で展示されるのが一般的です。つまり、建物価格が標準的なものよりも高く設定されているのです。
標準かオプションかを聞いて建物の価格設定を確認しないと、予算との兼ね合いが難しくなります。たとえば、仕様を標準的なものにすれば価格がどれくらいになるのかを確かめ、予算に収まるかどうかの判断をするのです。
また、オプション仕様の華やかさに圧倒され、冷静に考えれば必要ないと判断されるような仕様を選んでしまわないように気をつける必要もあります。
不要?な共用部分に注意
最近は、マンションの共用部分にスポーツジムや温泉のような施設を設置したゴージャスなマンションがあります。マンションを紹介する映像などで、優雅に施設を使用する姿が映しだされたりするのです。
しかし、実際のところ必要ですか?当然、施設の設置のための費用は価格に反映し、施設の管理については管理費に反映するのです。
家具のサイズに注意
小さいサイズの家具が展示されていることが多いようです。家具が小さいと部屋のスペースが大きく見えると思いませんか?マンション購入後、普通サイズのベッドや家具を設置したら、部屋がずいぶん狭くなるのです。
見かけに惑わされないで、メジャーを携帯し必要な範囲で実測してください。サイズについては、自分で確認しなければ見学の意味がありません。
モデルハウスを見学するときには、あらかじめ見学の目的を決めておくことがポイントです。確認する内容をメモするくらいでないと、モデルハウスの雰囲気に呑まれ、忘れてしまうので気をつけましょう。